星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

昆虫

セミとカマキリ

散歩中、突然セミが悲鳴を上げるようにキーキーキーと鳴き出しました。なんだと思って見上げると、アブラゼミが翅をばたつかせているのですが、同じ場所でホバリング。よく見ると、セミにハラビロカマキリが抱きついていました。それもまだ成虫にはなってい…

ウサギの耳〜クロコノマチョウの幼虫

最近、クロコノマチョウをよく見かけるようになりました。南方系の蝶ですが、岐阜県では、温暖化で徐々に北の方に分布を広げているように思います。図鑑では、ここ東濃地方は分布域にぎりぎり入っているようですが、本当に繁殖しているかは分かりませんでし…

ついにヒメタイコウチが成虫に

ヒメタイコウチは、ハッチョウトンボ、ヒメヒカゲとともに、東濃地方の湿地に生息する珍しい昆虫です。また、水生昆虫なのに泳がない、翅があるのに飛ばない不思議な昆虫です。 今年4月に初めて生息地の水たまりを見つけてから、毎週末の定点観察を続けまし…

他人のそら似〜ヒメアカネ、マユタテアカネ

夏がやって来ると、赤とんぼの仲間(アカネ属)が姿を表します。この時期の赤とんぼは、まだ赤くありません。オスもメスも、黄色から橙色をしています。そしてよく似ていて、区別がつかないことがあります。 下の2匹のメスの赤とんぼは、実は違う種です。上…

動くサナギ!〜クスサン

(注:毛虫が登場します) 今日はクスサン(大きな蛾です)の繭を4個見つけました。クスサンの繭は「透かし俵」と呼ばれ、中が透けて見える網目状の繭を作ります(普通の蚕は中が透けていません)。だから、中の蛹が見えてしまいます。こんな暑い日だから、…

蛹のマトリョーシカ〜キタキチョウとヒメバチ

一週間前の6月28日にキタキチョウの蛹を撮影しました。下の写真です。 そして、今日、同じキタキチョウの蛹を撮影しました。あっ!側面に丸い穴!中身は空っぽ。 蝶はこんな羽化の仕方をしません。これは何だと思い、ネットを駆使しながら調べました。そうし…

長〜い注射針〜キタカミキリコマユバチ

昨日、ものすごく長い産卵管を持ったハチに会いました。産卵管の長さは体の長さを超えています。あっ、どうしてこれが産卵管かと知っているかというと、これまで寄生バチを何度か見ているからです(日本の4,500種のハチの半数以上が寄生バチ)。でもこれほど…

忍法木の葉隠れ〜ホソバトビケラの巣

最近観察を続けている水たまりを見つめていたら、突然泥の中で動くものを見つけました。2センチぐらいの小判状のもので、写真の矢印のところです。最初はヤゴかと思ったのですが、脚はなさそうだし、近くにオタマジャクシが来ても反応しません。時々思い立…

怖くないよ〜ヒメアトスカシバ、オデコフタオビドロバチ

昨日の週末散歩で興味深い蛾に出会いました。 下の二つの写真を見てどう思われますか。擬態としては、ほぼ完璧ではないですか?上が、ヒメアトスカシバという蛾、下がオデコフタオビドロバチという蜂です。蜂は毒針を持っているので、その怖い蜂に擬態してい…

ホタルもいろいろ〜オオオバボタルほか

近隣でもホタル鑑賞会が開催されるようになってきました。ホタル鑑賞会で見られるホタルは、ゲンジボタルという種類で、環境が保全された状態での自然発生であったり、あるいは飼育された幼虫を放流したものであったりします。全く手付かずの状態でのゲンジ…

三種の神虫〜ヒメヒカゲ、ハッチョウトンボ、ヒメタイコウチ

「湿地の昆虫三種の神器と呼ばれる、ヒメヒカゲ、ハッチョウトンボ、ヒメタイコウチを一つの湿原内で見られるのは、〇〇湿原だけと言われています」と書かれた他県の資料をネットで見つけたのですが、今日の週末散歩でなんと、その三種を見つけてしまいました…

水たまりの強者〜マツモムシ

最近行きつけの水たまりは、ヒメタイコウチやハッチョウトンボがいる貴重な場所です。またそこには、以前記事にしたヤマアカガエル(と多分シュレーゲルアオガエル)のオタマジャクシがたくさん泳いでいます。最近、オタマジャクシが少し減ってきたように思…

今日出会ったトンボたち〜ハッチョウトンボ、ムカシヤンマ、アサヒナカワトンボ、ヤマサナエ

夏が近付くと色々なトンボに会えるので、テンションが上がります。今日も久しぶりのトンボたちが姿を見せてくれました。 最初はハッチョウトンボ。国内最小(世界でも最小クラス)で、2センチちょっとしかありません。分かりやすくいうと、500円玉の大きさ…

目力はんぱない〜オオトモエ

開帳10センチの大きな蛾が目の前を飛んで、石垣に止まりました。なにっ?猫がこちらをにらんでいるような立体的な模様が目に飛び込んできました。怖い、すごい、綺麗、色々な感情が交じりました。 これはオオトモエという蛾の仲間でした。珍しくないみたい…

春のトンボたち〜ヨツボシトンボ、タベサナエ、アオサナエ、シオヤトンボ、アサヒナカワトンボ、ニホンカワトンボ

私の行く散歩道には、近くに川や湿地があるので、毎年色々なトンボが見られます。以前はトンボは7月頃から現れると思っていたのですが、種類によっては4月から現れることを知りました。4月26日から29日にかけて撮影したトンボたちを紹介します。 【ヨツボ…

道の水たまりに幻の昆虫が!〜ヒメタイコウチ

今日の週末散歩で、道の上に出来た水たまりを眺めていたら、2センチくらいの茶色の昆虫がいるのを見つけました。前脚が鎌になっている!えっ、これ幻のヒメタイコウチやん!こんな場所で見つけてしまうなんて宝くじに当たったみたい!(場所は誰にも教えま…

花の戦略?(2)〜コバノミツバツツジとクマバチ

今日の散歩では、コバノミツバツツジが満開でした。ミツバツツジにはたくさんの種類があるのですが、ここ東濃地方では、ほとんどがコバノミツバツツジです。その特徴は、雄しべが10本(よく見ると7本のものもある)ことで、他のミツバツツジは5本です。…

蝶の不思議な習性〜コツバメ

先週も紹介しましたが、今週の散歩でもシジミチョウの仲間のコツバメがたくさん飛んでいました。止まっているときは、褐色の裏面しか見えませんが、飛んでいるときは表面のルリ色が見られて綺麗な蝶です(止まっているときは絶対翅を広げてくれません)。観…

花の戦略?〜ハルリンドウとクロハナアブ

ハルリンドウにクロハナアブが集まってきていました。花の少ないこの時期、ハルリンドウは貴重な蜜源なのでしょうね。ちなみにハナアブの仲間は、花の蜜が大好きで、人を刺したりはしません。花粉媒介者として、また幼虫がアブラムシを食べるため益虫として…

春だけに見られる蝶たち〜ツマキチョウ、ギフチョウ、コツバメ

2週間前に成虫越冬した蝶たちを紹介しましたが、この週末は、蛹で越冬して早春に羽化した蝶に出会いました。珍しくはないかも知れないのですが、春にしか見られないので、なかなか出会う機会がありません。今週末に見た3種を紹介します。 【ツマキチョウ】…

おかえり〜テングチョウ、キタキチョウ、ルリタテハ、キタテハ

今日の週末散歩では、オオイヌノフグリ、タンポポ、スミレなどの花が一斉に咲き、それと同時に蝶が飛び始めました。みんな、翅が生えた成虫のまま、葉裏の陰で何も食べずに、じっと冬を越した蝶です。私もその越冬の様子を見たことはありません。 暖かくなり…

冬でも昆虫たちは頑張っています〜クロスジフユエダシャク、ヒメバチ、ナミホシヒラタアブ

朝が氷点下になる冬日が続くようになってきました。こうなると、週末散歩でもほとんど昆虫を見ることはありません。ところが、昨日の日中は陽射しがあったせいか、何種類かの昆虫に出会えました。 まずは、晩秋から早春、つまり冬に羽化し成虫になる珍しい蛾…

花に集まる蛾たち〜ワタヘリクロノメイガ 、エゾギクキンウワバ、シロオビノメイガ、ヒメシロノメイガ、シロモンノメイガ

セイタカアワダチソウの花が盛りを終えて、残る花はキダチコンギクとコセンダングサ(どちらも帰化種)ばかりとなってきました。キタキチョウはコセンダングサに集まり、キダチコンギクには、アブの仲間の他に、蛾の仲間が集まっていました。 昼間に蛾?花に…

これも擬態?!〜セスジツユムシ、アシグロツユムシ

クズの葉の上で、セスジツユムシがじっとしていました。後ろ脚をピンと伸ばして、頭を下げています。バッタの仲間としては、とても不格好です。どうしたんだろうと、ネットで調べて見たら、これが擬態らしいことが分かりました。脚がクズの葉の葉脈に似てい…

2種類のキチョウ〜キタキチョウとツマグロキチョウ

一週間前の写真を見直していたら、面白いことに気が付きました。下の写真は、沢山の蝶が吸水行動をとっているところです。ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、キタキチョウがいました。 キタキチョウが写っている写真を見ていると、違和感を感じました。一番奥…

秋のカフェレストラン〜キタテハ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、セイヨウミツバチ、ヒメクダマキモドキ

この時期になると咲いている花がぐっと減り、今日の散歩では、セイタカアワダチソウに沢山の昆虫が集まり、蜜を吸ったり、花粉を食べたりしていました。一気に紹介しますね。 【キタテハ】成虫で越冬する蝶で、このまま春まで過ごします。今は冬支度のために…

放蝶ゲリラ?〜アカボシゴマダラ、ムシャクロツバメシジミ

いつもの散歩で、とても綺麗な蝶に会いました。初めて見る蝶です。図鑑で調べるとアカボシゴマダラでした。えっ!!!!!分布は奄美諸島?!ここ(岐阜県)まで飛んできた?温暖化で北上してきた? ネット検索すると、一番に国立環境研究所の侵入生物データ…

新築物件〜コチャバネセセリ

セセリチョウの幼虫の巣作りに出会いました。小学館のいもむし図鑑によると、コチャバネセセリの幼虫のようです(成虫の写真は後ほど)。口から吐いた糸を使って、器用にササの葉を折り曲げていました。 一本の糸は見えないくらい細くて、何度も何度も頭を振…

画家と女優〜ヒメエグリバ、キモントガリメイガ

昨日は、すごく不思議な形態の蛾に会いました。 下の写真ですが、枯れた葉が丸まっているようにしか見えないですよね。実はヒメエグリバという蛾なのです。右側が頭で足が二本見えています。この蛾は、枯葉に擬態しているのですね。でもどうしても納得いかな…

秋を告げる赤とんぼ〜マユタテアカネ、リスアカネ、ミヤマアカネ、ヒメアカネ、ネキトンボ、アキアカネ

今日の散歩で、3種類の赤とんぼが見られたので紹介します。お盆ぐらいから見られたのですが、9月になるとオスが成熟して赤く色付くので、秋の訪れを感じます。まだまだ暑いですけど。 【マユタテアカネ】 尾の先が上に反り返っていたら、マユタテアカネです…