星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

モンゴリナラ?フモトミズナラ?

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岐阜県東濃地方の私の職場の周りには、ミズナラがたくさん生えています。ところが、ミズナラは標高の高い所に生えるので、このあたりの標高200m近くには生えないということを知りました。では上の写真の木は何でしょう???ということになります。

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葉がカシワに似ていますが、ドングリの殻斗(お椀)を見ると、カシワではありません。では、ナラガシワ?でも、ナラガシワは葉柄が長いと図鑑にあります。(いわさゆうこ、大滝玲子作、どんぐりノート)そこでネットを見ると、モンゴリナラ(モンゴルのナラ)という名前が出てきました。伊那、愛知、岐阜、北関東に隔離分布する謎の多い樹木とのこと。(このあたりでは普通に生えているのに?)さらに東海地方のモンゴリナラは、フモトミズナラと名前を変えることが提唱されているようです。もしかして、まだ名前が決まっていないということですかね?

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そのミズナラが選択的にナラ枯れ(カシノナガキクイムシが媒介する病原菌による枯死)の被害に遭っています。コナラよりミズナラの方が被害に遭いやすいようです。このままでは(フモト)ミズナラが絶滅してしまいます。どうしたらいいのでしょう?