星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

昆虫たちのすごい擬態〜オジロアシナガゾウムシ、ナナフシモドキ、イタドリハムシ、クサカゲロウ

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今日一日の散歩で、何種類もの昆虫の擬態に出会いました。どれもなるほどと思わせる工夫で、色々なものを真似ていました。

トップバッターは上のオジロアシナガゾウムシ。何に擬態してると思いますか?そう、鳥の糞です。本物の鳥の糞だったら鳥も食べようとしないから、それを真似て身を守るために擬態しているのでしょう。これは賢い!

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二番手はナナフシモドキ。明らかに枝に擬態しています。これは、鳥に見つからないように隠れているのでしょう。一度見つけてしまうと、不自然な隠れ方ですが、じっとしていると鳥には見つからないのかもしれません。

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三番手はイタドリハムシ。隠れていないって?逆に目立っています。実はこれはテントウムシに擬態しているのです。下の写真は本物のテントウムシ(ヒメカメノコテントウ)ですが、そっくりですよね。テントウムシは苦くて鳥が食べないそうです。それを真似ることで、鳥から身を守っているのですね。

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最後のこれは、何か分かりますか?ゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫です。右に牙のようなものが見えていますが、これが頭。この牙でアブラムシを襲って食べます。背中に背負っているのは、やはり食べかすなどのゴミだそうです。ところで、これは何に擬態しているのかな?よく分かりませんでした。