やっと赤いベニマシコに出会いました。この冬の鳥見散歩で、何度かベニマシコに出会っていたのですが、メスか、オスでも若鳥ばかりで、赤いオスの成鳥にはなかなか会えませんでした。この辺には来ていないのかなと思っていたら、突然目の前に現れたのです。向こうもビックリしたかもしれませんね。
ベニマシコは警戒心が強いので、こちらから近づくとすぐに逃げてしまいます。だからいつも遠くから藪越しに見ています。遠くからでも二本の白線が見えれば、ホオジロやヒタキ類と間違えることはありません。この時は、懸命に草の種を食べていて、しばらく観察することができました。で、この種が何か気になりました。
その種は、ヒナタイノコヅチという植物のものでした。開けた荒れ地に生えるありふれた植物です。種が服にひっつくので、ひっつき虫とも呼ばれています。これがベニマシコの好物だったのですね。逆に、この植物が生えているところに行けばベニマシコに会える可能性が高いということも分かりました。
【2022.2.20追記】
ヒナタイノコヅチの他にも、ヤマイモやセイタカアワダチソウの種も食べていました。