オサムシの仲間のほとんどが、後ろ翅が退化していて飛ぶことができません。だから、地域によって独自に進化して、色々な種に分かれています。ダーウィンで有名な、ガラパゴス諸島のゾウガメやイグアナみたいに。オサムシの中のオオオサムシ亜属は17種もいるのですが、どれも外部形態や生態がそっくりだそうです(大きさが少し違う)。でも最近は遺伝子を調べることができるので、分類できてしまうのです。
さて、この東海地方にいるのは、ミカワオサムシです。天竜川と長良川に挟まれた地域にいます。先日、緑色に光るオサムシを見つけて驚きました。緑色のオサムシといえばアオオサムシではと思ったのですが、この地域にはいないことになっています。そこで、同じミカワオサムシでも色に変異があることに気が付きました。これまで見たミカワオサムシの写真を探すと、緑、銅色、黒の3色のミカワオサムシがいました。
岐阜県土岐市
岐阜県土岐市
愛知県瀬戸市
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