この2年間、公園のオニグルミの木に来るカメノコテントウを観察してきました。産卵から羽化までの成長の過程を、だいたいですが見ることができたので、写真で紹介したいと思います。カメノコテントウは大きくて、光沢があって、とても綺麗なテントウムシです。珍しいと思っていましたが、川沿いのオニグルミの木をよく見ると、意外に沢山います。
産卵ー10分くらいで産み終えました。
卵ー橙色でとても目立つ色をしています。
幼虫ークルミの葉の周りを巡回して、クルミハムシの幼虫や蛹を見つけては食べていました。成虫と違ってなかなかいかついです。右端に写っている葉の裏に付いているのが、クルミハムシの蛹です。
蛹ー葉の表面にくっついています。もちろんじっとしてます。
羽化直後ー翅の模様の赤い部分がどちらかというと橙色でした。羽化の瞬間を見られなくてちょっと残念。
成虫ーつやつやして宝石みたい。成虫もクルミハムシを食べるそうですが、まだ見たことがありません。
ちなみに、手に取ると赤い汁を出しました。これにはびっくり!
これは苦い汁で捕食者から身を守るために出すそうです。そしてなんとその正体は血液ですって。ということは人間と同じように赤い血が流れていることになります。
私もびっくりしましたが、カメノコテントウもびっくりしたんでしょうね。ごめんなさい。もう手を出したりしません。