昆虫の名前というと、姿形の特徴や色が由来となって付けられていることがほとんどですが、たまに人名が付いていることがあります。最近そんな昆虫とクモを見つけたので、紹介します。
まず、エサキモンキツノカメムシ。家のベランダにやってきました。背中のハート型の紋がとてもチャーミングです。この紋が「モンキ」で、肩に角があるカメムシなので「ツノカメムシ」。そして「エサキ」は昆虫学者の江崎悌三博士に由来しているそうです。
次はクモで、カトウツケオグモ。「カトウ」は昆虫学者の加藤正世博士に因んでいます。写真はオスで3ミリぐらいととても小さいです。メスは大きくて1センチぐらいあるそうですが、まだ出会えていません。クモなのに巣は張らずに、脚でそのまま昆虫を捕まえるそうです。見た目は蟹みたいでとてもユーモラスです。
こんな昆虫やクモに出会わなかったら、有名な昆虫学者の名前を知ることもなかったでしょうね。面白い出会いでした。