5月に入って、いつもの散歩道でも多くのトンボが姿を見せるようになりました。写真に撮って、帰ってから図鑑で名前を調べるのですが、中にはとても似ていて、判断に迷うことがあります。例えば、下の2匹のオスのトンボですが、1箇所を除いてほぼ同じ模様をしています。その違いが分かるでしょうか?
そう、ここなんです!左側のトンボは、肩の模様が筋状に伸びています。ここを前肩条というらしく、これがあるかないかで判断します(ただし個体差もあるようで一筋縄ではいきません)。これは写真に撮らないと分からないレベルです。
その結果、上(左)側がオグマサナエ、下(右)側がタベサナエと分かりました。
ちなみにこの2種類のトンボは、どちらも準絶滅危惧種でした。その両方がいるこの場所は、大切にしないといけないなと思いました。
参考:尾園他;日本のトンボ、文一総合出版