8月16日に暑い中散歩に出かけたのですが、さすがに暑くて、それからは出かけるのをずっと控えていました。そして今日、比較的涼しかったので、久しぶりに(2週間ぶり)散歩に出かけました。前回、イヌザンショウの花にオオセイボウ(大青蜂)が来ていて、このブログでも紹介しました。そして今日、まだイヌザンショウの花が咲いていて、またオオセイボウが来ました。今回は粘った甲斐も会って、近くで撮影できたので、写真をアップします。色々な方向からのオオセイボウです。まるで宝石のようですね!
この前からオオセイボウのことが気になり、坂爪信吾著「日本百名虫」(文春新書)を買いました。そうしたら、すごいことが書いてありました。
「国内最大種であるオオセイボウは、20ミリ前後のサイズになり、異様な大きさを誇る。ジガバチより遙かに大きいスズバチの巣に寄生し、幼虫は巣の中に蓄えられた青虫、及びスズバチの幼虫をむさぼって育つために、ここまで大きくなれるのかもしれない。寄主の強力な大顎や毒針による攻撃を防ぐため、分厚い鎧のような外骨格を持ち、ダンゴムシのように丸まる防御姿勢をとることも特徴だ。」
ちなみに下の写真がスズバチです。オオセイボウに比べるとこちらの方が強そうですよね。ところが、スズバチが泥で巣(中には狩ってきた芋虫が入っている)を作っているところに、オオセイボウが現れて、堂々と巣の中に産卵するそうです。毒針攻撃を無視して。綺麗な姿をして、怖い生態を持っていますね。