この時期になると咲いている花がぐっと減り、今日の散歩では、セイタカアワダチソウに沢山の昆虫が集まり、蜜を吸ったり、花粉を食べたりしていました。一気に紹介しますね。
【キタテハ】成虫で越冬する蝶で、このまま春まで過ごします。今は冬支度のために、一生懸命蜜を吸っているのかもしれません。沢山のキタテハがセイタカアワダチソウに集まっていました。セイタカアワダチソウは戦後広まった外来種ですが、在来の蝶にとっても大切なものになっているようです。
【ウラナミシジミ】南国の蝶で、岐阜県では越冬できないそうです。それでも秋には南から北上を続け、ここまでやって来ます。温暖化でこの辺りでも定着するかもしれませんね。交尾の姿も見ましたし。
【イチモンジセセリ(上)チャバネセセリ(下)】ウラナミシジミと同じく、岐阜県では越冬できない蝶です。でも愛知県では越冬できるので、ここは微妙な位置に当たります。やはり移動性があり、越冬後北上し、秋には逆に南下するそうです。そんなこともあって、ここでは夏から秋にかけて見られます。
【セイヨウミツバチ】セイタカアワダチソウのハチミツは、あまり美味しくないので、採蜜しないそうです。でも、ミツバチにとっては、越冬のための大切な蜜源にななるそうです。
【ヒメクダマキモドキ】ツユムシの仲間も来ていました。花粉を食べに来たと思います。ツユムシは夜の虫だと思っていましたが、昼間も活動するのですね。
セイタカアワダチソウは、昆虫たちにとって、蜜というジュースと花粉という食事を提供するカフェ&レストランみたいです。