朝が氷点下になる冬日が続くようになってきました。こうなると、週末散歩でもほとんど昆虫を見ることはありません。ところが、昨日の日中は陽射しがあったせいか、何種類かの昆虫に出会えました。
まずは、晩秋から早春、つまり冬に羽化し成虫になる珍しい蛾、フユシャクです。道路脇に薄茶色の蛾が所々で飛んでいるのを見ました。実はこれは全てオスです。メスは翅が退化していて飛ぶことができません。そして木の幹を歩いているそうです。頑張って探してみましたが、見つけることは出来ませんでした(この冬のうちに見つけたい!)。メスは翅を退化させることで、−6℃の低温まで歩けるように進化していると本に書いてありました。(参考:矢島稔、謎とき昆虫ノート、NHKライブラリー)今飛んでいるオスのフユシャクたちは、フェロモンを頼りに一生懸命メスを探しているのでしょうね。
【クロスジフユエダシャク】

同じシャクガの仲間でも、今度は、幼虫を見つけました。シャクガの幼虫は、いわゆる尺取り虫です。橋の欄干を元気よく這っていたのですが、こんな所で何をしてたのでしょうか?シャクガの仲間は、幼虫で冬を越すものも多いそうです。これらの幼虫は、寒くなると体内に凍結防止物質を作って、凍らないようにしているそうですよ。
【シャクガの幼虫】

このように冬でも虫はどこかにいるので、寄生バチの一種ヒメバチが、一生懸命寄生される側の宿主を探して飛び回っていました。草の下などを念入りに探している様子が見られました。
【ヒメバチの仲間】

ヒラタアブの仲間もいました。ヒラタアブの餌は花の蜜なので、冬は大変だろうと思いきや、冬でもセイヨウタンポポは咲いているのですね。腹を小刻みに動かし、一心不乱に蜜を吸っていました。
【ナミホシヒラタアブ】

そんな昆虫たちにとって一番の天敵がシジュウカラでしょうね。地面に降りて枯葉をかき分けながら隠れている虫を探していました。どれくらいの虫がいるのか分かりませんが、結構長い間探していました。
