星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

似たものどおしの名前調べは大変〜ヒメアカネ、マユタテアカネ

今日、いつもの湿地でヒメタイコウチの観察をしていたら、目の前にトンボが止まりました。この辺りには、湿地に生息するヒメアカネがいるのですが、よく見ると、眉状斑(顔面にある鼻の穴のような2つの黒い斑点)がありました。眉状斑があるのは近縁で見た目そっくりのマユタテアカネで、ヒメアカネにはなかったような。。。

別の場所で見たマユタテアカネ♀の眉状斑はこれぐらいの大きさです。豚の鼻のように見えます。それに比べると、上のトンボの眉状斑は明らかに小さいです。

そして以前見たヒメアカネ♀はこちらです。やっぱり眉状斑はありません。それでは、今日見たのはどっち???この辺りでマユタテアカネを見たことがないのですが。

 

困ったときに使うChatGPTに写真を見せて名前の聞いてみました。お返事は・・

「結論:『眉』が小さいので迷われたと思いますが、この特徴はマユタテアカネの変異の範囲内で説明できると思います。したがって、この個体は マユタテアカネのメスまたは未成熟個体 と考えるのが自然です。」

でした。丁寧でもっともらしい回答です。ヒメアカネのメスでは?と再質問しても、回答は変わりませんでした。

 

でも納得できず、文一総合出版の図鑑「日本のトンボ」でヒメアカネのページを見ると、メスの特徴に「顔面は黄白色で小さな眉状斑があるか消失している」と書いてありました。ヒメアカネのメスに眉状斑があっても不思議ではなかったのです(オスにはありません)。ということで、私は、今日見たのはヒメアカネ♀ということにしようと思います。そして、生き物の名前調べにChatGPTを使うのは慎重にしようと思いました。

 

おまけで、今日見たヒメタイコウチです。可愛い!!!

 

【2025.9.15追記】

今日も湿地を訪れると、ヒメアカネがいたのですが、今度はオスで小さな眉状斑を持つ個体に会いました。こうなると眉状斑で識別できるとは言えないですね。

オスの場合、はっきりとヒメアカネとマユタテアカネを識別するには、腹部先端を見て、下のように上に反り返っていたらマユタテアカネ

反り返っていなければヒメアカネということになります。これはまあまあはっきりと見分けられます。

一方、メスはと言うと、やはり腹部先端の産卵管をを見て、

こちらはマユタテアカネ

下の写真のように、産卵管が後に少し飛び出ていれば、ヒメアカネとのこと。でもこれは本当によく見ないと分かりません。それぐらい似ている種なんですね。