岐阜県東濃地方には、全国的にも珍しい植物がひっそり生えていて、図鑑を見てビックリすることがあります。普通に生えているけど、これって貴重なんだって。そんな植物の紅葉が見頃になりました。
まずハナノキです。3月に赤い花を咲かせて木全体が真っ赤になっていたのですが、秋には葉が綺麗に色づいて、年に二度私たちを楽しませてくれました。


このハナノキ、岐阜県(特に東濃地方)、愛知県、長野県の木曽川周辺にしか自生しない日本固有のカエデの仲間です。ですが園芸用としては全国で見られます。湿地帯で大樹になっているものは、自生と思われるので、大切にしないとと思います。
次は、マルバノキです。こちらも結構大きな木で、黄色や橙色へ綺麗に色づいていました。


そしてマルバノキの面白いところは、この紅葉の時に花を咲かせるのです。早春に咲くマンサクの仲間なので、よく似た形の花を咲かせますが、、花が紅色なので、ベニマンサクとも呼ばれます。

マルバノキも、ハナノキと同じく岐阜県、愛知県、長野県にくわえて、三重県、滋賀県、富山県、岡山県、広島県、高知県に隔離的に自生します。氷河期の生き残りと言われています。
最後はヘビノボラズです。4月に綺麗な黄色の花が咲いているところを紹介しましたが、秋になって、葉が紅葉し、赤い実を付けました。湿地の低い所で赤くなるので結構目立ちます。

鋭い棘があって、ヘビが登らないという意味から、ヘビノボラズという名前が付いているユニークな植物です。あまり大きくはならない樹木です。こちらも中部地方から近畿地方と宮崎県というちょっと変わった分布をしています。
【2025-11-16追記】
クロミノニシゴリの黒い実も見つけました。こちらも東海地方から近畿地方にかけての湿地にだけ生える珍しい樹木です。花はサワフタギに似ているのですが、実がなって青色ではなく黒かったら、このクロミノニシゴリです。
