星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

水の中で生きる虫2〜コミズムシ、マルミズムシ、メミズムシ

昨日、水たまりでマメゲンゴロウの幼虫を見つけて嬉しくなり、今日も続けて水たまりの観察に行ってきました。そうすると、他にも色々な水生昆虫がいることに気が付きました。

 

その中に、名前にミズムシが付いたものが3種類いました。みんな図鑑ではあまり積極的に扱われていない種です。ミズムシはカメムシの仲間ですが、アメンボやタガメ、タイコウチがメジャーで、ミズムシという名前はこれまで聞いたことがありませんでした。

 

まずコミズムシの仲間です。大きさは5mmぐらい。マツモムシにそっくりですが、こちらは背を上にして泳ぎます(マツモムシは背泳ぎ)。後脚がオールのようになっていて、かなりの高速で泳ぎます。

スポイトで捕獲して、プラスチックケースで観察しているのですが、顔が、三角形ですごい形相をしていました。まるでエイリアンのようです。

下の写真ですが、アズマヒキガエルのオタマジャクシとコミズムシ(2匹)が一緒にいます。これが肉食のマツモムシだったら、オタマジャクシは逃げるはずです。コミズムシはちょっと怖い顔をしていますが、草食なのですね。



続いて、マルミズムシ。大きさは3mmとかなり小さいです。泳ぎは速いのですが、さっきのコミズムシのように後脚がオールのようにはなっていません。

カメムシ目だけあって、やっぱり顔は三角形。お腹に空気の泡を抱えていて、マツモムシのように背泳ぎで泳ぎます(さっきのコミズムシと逆)。

 

最後はメミズムシ。大きさは5mmくらい。目が丸く、見た目はタガメやタイコウチに近いです(鎌はありませんが)。名前にミズムシが付いていますが、水の中には入らず、バッタのように水際をピョンピョン跳びはねます。ですから写真を撮るのは大変でした(ちょっとピンボケですみません)。【2026.3.29に少しピントが合った写真が撮れたので、差し替えます。】

水たまりにはカメムシの仲間がたくさんいますが、その生態はよく分かっていないそうです。地味すぎて研究する人も少ないのでしょうね。知らない間に絶滅している種もあるかも知れません。

 

参考:中島敦他、「日本の水生昆虫」文一総合出版(2020)