チューリップまつりのシーズンですが、山の中に咲くチューリップを見に行ってきました。2時間ほど山道を歩いたところにひっそりと咲いています。名前はヒロハノアマナ(学名Tulipa latifolia)です。学名にTulipaが付いているようにチューリップの仲間です。花は2センチくらいと小さく、よく探さないと見つかりません。観賞用チューリップにも鮮やかな美しさがありますが、野生のチューリップはほんとうに優しい色をしています。 このチューリップは、雪が解けて落葉樹が葉を出すまでの短い間に花を咲かせて種を付けます。このような植物をスプリングエフェメラルと言います。近年の気候変動に順応できるのか、とても心配です。このチューリップも絶滅危惧種に指定されています。