星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

植物

コシアブラを採りに行って来ました

先週のワラビ採りに続き、今週末はコシアブラ採りに行って来ました。コシアブラを採るときに気を付けないといけないのは、似たものにタカノツメがあることです(タカノツメも食べられますが、コシアブラほど美味しくないとのこと)。葉の数を見て、5枚のも…

雑木林で黄色い花たちが満開〜シロモジ、クロモジ、ダンコウバイ、コウヤミズキ、キブシ

普段は川沿いを散歩しているので高低差がないのですが、今回久しぶりに高低差のある山歩きをしました。家から見えるご近所の低山です。まだ葉も出していない木々が、綺麗な花を咲かせていて、予想外のお花見散歩になりました。お花見というと、桜のピンクが…

早春の花が咲き始めました〜シュンラン、ショウジョウバカマ、シロモジ、シキミ

先週の週末は雨で出かけられなかったのですが、今週は最高気温が20℃を超えるポカポカ陽気!先週の分を取り返すように結構な距離を散歩しました。そして、春一番に咲く花々に会うことができました。 最初は、シュンラン(春蘭)です。何気なく散歩道を歩いて…

カナムグラの花に集まるミツバチ

私の週末ごとの観察路には、ツル性植物であるカナムグラがたくさん生えています。以前にも紹介しましたが、カナムグラの実は鳥たちの大好物なので、野鳥観察の必須アイテムです。 今、そのカナムグラに花が咲いていて、セイヨウミツバチが集まっていました。…

芋虫の好き嫌い〜タイワンキシタアツバ、フクラスズメ

週末の自然観察散歩で、道端の側溝に沢山のイラクサが生えているのを見かけました。何気なく見ていると、ある違和感を感じました。下の写真ですが、左のイラクサの葉と右のイラクサの葉が微妙に違います。左の方が緑色が濃い気がします。触ってみると、左の…

春を告げる花たち〜ショウジョウバカマ、シデコブシ、タチツボスミレ、マキノスミレ

今日はWBCメキシコ戦がありましたが、やっぱり鳥に会いたくて近所の森の遊歩道へ散歩に行きました。そうしたら、春真っ先に咲く可愛い花たちに会うことができました。 トップバッターはショウジョウバカマ。岐阜県の東濃地方では、真っ先に咲くのがこの花で…

秋咲きの桜〜シキザクラ

秋桜と書いてコスモスと呼びますが、本当に秋に咲く桜があることをご存じでしょうか。東海地方では、シキザクラ(四季桜)と呼ばれる秋に咲く桜が、公園などでよく見られます。豊田市小原村には四季桜が一面に咲く場所があって、観光地にもなっています。上…

秋のおすそわけ〜野生の山栗

いつもの散歩で、山栗を拾いました。山栗は、野生のクリのことで、柴栗とも呼ばれます。栽培されているクリに比べて、実が半分くらいの大きさですが、栗の味が濃縮されていて、美味しく食べられます。 散歩している道は車が通らない舗装道なので、栗の実が拾…

夏に咲く可愛い花たち〜ホザキノミミカキグサ、ミミカキグサ

夏に咲く花というと、ヒマワリのような大きな花を想像しますが、小さくて可愛い花も咲きます。今日はミミカキグサの仲間を紹介します。その名前の通り、細い花茎の先に耳かきの先端の平たい部分に似た可愛い花を咲かせます。上の写真は白花のホザキノミミカ…

湿地の宝石(2)〜ハッチョウトンボとモウセンゴケ

前回の記事で、岐阜県東濃地方の湿地を紹介しましたが、今回はその湿地で見られる珍しいトンボと植物を紹介します。そのトンボはハッチョウトンボです。写真では分かりにくいかもしれませんが、一円玉くらいの大きさしかない世界最小級のトンボです。真っ赤…

春に咲くキク、リンドウ、キキョウたち〜ミヤマヨメナ、ハルリンドウ、タニギキョウ

ミヤマヨメナ ハルリンドウ タニギキョウ キク、リンドウ、キキョウというと秋に咲くイメージがありますが、春に咲く種類もあります。その代表が、ミヤマヨメナ、ハルリンドウ、タニギキョウです。どれも春らしい優しい色をした花を咲かせます。また限られた…

今年はこれで最後かな?コシアブラの天ぷら

先日、近所の散歩コースで知り合った男性から、山菜のコシアブラの見分け方、採り方を、実地で教えてもらいました。その時はまだ出たばかりの新芽だったのですが、だんだん葉が広がってきました。そこで、今年最後の春の恵みをいただこうと、少し葉の広がっ…

アスファルトの隙間から2種類のすみれが〜スミレとアリアケスミレ

道路脇のアスファルトの隙間にスミレ(属名ではなく種名のスミレ)が咲いていました。アリに運ばれた種(アリの大好きなエライオソームという甘い部分があります)が発芽したのかもしれません。アスファルトの隙間は、暖かく、水も流れ込みやすいので、発育…

動物?怪獣?〜オニグルミの冬芽

オニグルミの冬芽、いつ見てもすごい造形です。見ようによっては、三角帽子をかぶった動物、いや怪獣のように見えます。でも愛嬌もありますね。目や鼻や手もありますし。 【4月10日追記】 頭が膨らんで、葉っぱが出てきました。手の部分も膨らんでいます。 …

湿地を彩る早春の花〜ハルリンドウ、ショウジョウバカマ、シデコブシ

3月の下旬、湿地に早春真っ先に咲く花たちに会いに行きました。今年は湿地を代表する3つの花が同時に咲いていました。例年は少し開花時期がずれていたように思うのですが、暖冬の影響でしょうか。気候変動のことは心配ですが、少し得した気分です。 ハルリ…

地上に落ちてきた星たち〜ハルリンドウ

ハルリンドウが一面に咲き誇る場所を見つけました。ハルリンドウの花は、星のような形をしていて、まるで地面に星空が広がったような、不思議な気持ちになりまた。(天国ってこんなのかな)リンドウというと秋の花というイメージがありますが、春に咲くリン…

とびっきりの紅葉〜ニシキギ

カエデの紅葉も美しいですが、森の中で出会うニシキギの紅葉はドキリとするほど美しいです。秋になるとニシキギの生えている森に出かけるのを楽しみにしています。

野生のチューリップ

スピッツの曲に「野生のチューリップ探して」という歌詞があるのですが、春の早い時期山に登ると、野生のチューリップといってもよい植物に出会います。上の写真がヒロハノアマナ、下の写真がミノコバイモです。チューリップと同じユリ科で、花は小さいです…

秋に咲く桜〜シキザクラ

サクラは春に咲くものと思いますよね。ところが、愛知県豊田市では、秋に咲くシキザクラ(四季桜)という品種が見られます。豊田市の昭和の森で、シキザクラがちょうど満開だったので、写真に撮りました。少し小さめの花ですが、とても可愛らしいです。

星のかけら〜シラタマホシクサ

愛知県にある湿地で、シラタマホシクサ(白玉星草)が満開を迎えていました。金平糖のような白い花が、名前の通り星の輝きのようです。満開と言っても開いているかどうかよく分からない花ですが、よく見ると白い花の中に黒い点々が見えます。これが雄しべな…

氷河期の生き残り〜ミカワバイケイソウ

ミカワバイケイソウの群落を見てきました。白い花が咲きかけていて、一番綺麗な時期でした。山に登られる方なら、高山に咲くコバイケイソウに似ていると気付いたでしょう。東海地方では、コバイケイソウにそっくりなこのミカワバイケイソウが、平地の公園で…

二つのモウセンゴケ

今日、近くの森を歩いてきました。この可愛い花はモウセンゴケの花です。モウセンゴケは粘りのある葉で虫を捕らえる食虫植物です。下の方に白い花が数輪見えますが、なぜか一輪だけピンク色の花が上の方に飛び出していますよね。これはトウカイモウセンゴケ…

今年初めてのスミレの花

今日、知多半島の南知多町にある岩屋寺に行って来ました。そこで、スミレの花が咲いているのを見つけました。こんな早い時期に咲いているなんて、やっぱり知多は温暖なのですね。そういえば、ウグイスの鳴き声も初めて聞きました。

白いカタクリの花

豊田市足助町の飯盛山にカタクリの群生地があります。昨日、日曜日に訪れたら、それはそれは満開でした。カタクリは普通、淡いムラサキ色ですが、所々に白花の株がありました。ネットで調べると、この突然変異は1万分の1の出現確率だそうです。となると数…

白玉星草(シラタマホシクサ)が咲きました

いつも行く湿地に白玉星草(シラタマホシクサ)が咲きました。とても可愛い花ですよ。でも東海地方でしか見られない貴重な花だそうです。大切にしないと。。 花の大きさは1センチぐらい ハッチョウトンボが止まりました アップにするとこんな感じ

スプリングエフェメラル2

時期を変えて、スプリングエフェメラルに会うために再び山に登りました。今日出会ったお花を見て下さい。 これらの花は盗掘で数が減っていると聞いているので、今回会うことができてとても嬉しかったです。(盗掘は犯罪ですよ!!!) カタクリ ヒロハノアマ…

スプリングエフェメラル

山に登って、スプリングエフェメラルを見てきました。スプリングエフェメラルというのは、「春の短命な」という意味のとおり、早春の短い期間にだけ花を咲かせる植物です。また種類によって(またその年の雪の量、気温によっても)咲く時期が微妙にずれてい…

路辺のマツムシソウ

近所をサイクリングしていたら、意外な花に出会いました。マツムシソウです。この花は(園芸種でない限り)もっと高原に咲いているものと思っていました。確かにここは標高400mぐらいありますが、ふつうの県道沿いの道端です。びっくりしました。

秋の七草

今日は旧街道歩きで、秋の七草の薄と撫子以外の5種類に会うことができました。そのうちの4種の写真を載せます。(葛はいい写真がなかったので。また藤袴は近縁種です。) 桔梗(ききょう) 女郎花(おみなえし) 萩(はぎ) 藤袴(ふじばかま)

散りぎわの淡墨桜

樹齢1500年といわれる淡墨桜を初めて見ました。ちょうど散り際の淡墨色のとき。枝は幾本もの支柱で支えられ、無数のロープでつり下げられ、正直痛々しさを感じました。これまでに幾度もの大雪、台風、地震を経験したことでしょう。それにもくじけずに、細い…