昆虫
セイタカアワダチソウの花が盛りを終えて、残る花はキダチコンギクとコセンダングサ(どちらも帰化種)ばかりとなってきました。キタキチョウはコセンダングサに集まり、キダチコンギクには、アブの仲間の他に、蛾の仲間が集まっていました。 昼間に蛾?花に…
クズの葉の上で、セスジツユムシがじっとしていました。後ろ脚をピンと伸ばして、頭を下げています。バッタの仲間としては、とても不格好です。どうしたんだろうと、ネットで調べて見たら、これが擬態らしいことが分かりました。脚がクズの葉の葉脈に似てい…
一週間前の写真を見直していたら、面白いことに気が付きました。下の写真は、沢山の蝶が吸水行動をとっているところです。ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、キタキチョウがいました。 キタキチョウが写っている写真を見ていると、違和感を感じました。一番奥…
この時期になると咲いている花がぐっと減り、今日の散歩では、セイタカアワダチソウに沢山の昆虫が集まり、蜜を吸ったり、花粉を食べたりしていました。一気に紹介しますね。 【キタテハ】成虫で越冬する蝶で、このまま春まで過ごします。今は冬支度のために…
いつもの散歩で、とても綺麗な蝶に会いました。初めて見る蝶です。図鑑で調べるとアカボシゴマダラでした。えっ!!!!!分布は奄美諸島?!ここ(岐阜県)まで飛んできた?温暖化で北上してきた? ネット検索すると、一番に国立環境研究所の侵入生物データ…
セセリチョウの幼虫の巣作りに出会いました。小学館のいもむし図鑑によると、コチャバネセセリの幼虫のようです(成虫の写真は後ほど)。口から吐いた糸を使って、器用にササの葉を折り曲げていました。 一本の糸は見えないくらい細くて、何度も何度も頭を振…
昨日は、すごく不思議な形態の蛾に会いました。 下の写真ですが、枯れた葉が丸まっているようにしか見えないですよね。実はヒメエグリバという蛾なのです。右側が頭で足が二本見えています。この蛾は、枯葉に擬態しているのですね。でもどうしても納得いかな…
今日の散歩で、3種類の赤とんぼが見られたので紹介します。お盆ぐらいから見られたのですが、9月になるとオスが成熟して赤く色付くので、秋の訪れを感じます。まだまだ暑いですけど。 【マユタテアカネ】 尾の先が上に反り返っていたら、マユタテアカネです…
8月16日に暑い中散歩に出かけたのですが、さすがに暑くて、それからは出かけるのをずっと控えていました。そして今日、比較的涼しかったので、久しぶりに(2週間ぶり)散歩に出かけました。前回、イヌザンショウの花にオオセイボウ(大青蜂)が来ていて、こ…
まだまだ暑い日が続きます。散歩道で、イヌザンショウが薄緑色の花を咲かせていました。有名なサンショウ(山椒)は春に花が咲くので、これはイヌザンショウ(犬山椒)のほうだと分かります。遠目に見ると、なんの変哲もない風景ですが、近寄って見るととん…
童謡「とんぼのめがね」に次のような歌詞があります。 「とんぼのめがねは みずいろめがね あおいおそらを とんだから」 このトンボのモデルはシオカラトンボと言われています。 一度、水色の眼をしたシオカラトンボに出会いたいと思っていたのですが、なか…
朝、玄関を出ると、天井にヤンマのようなトンボが止まっていました。普段見るトンボにはない,ちょっとした違和感がありました。腹の付け根が膨れているのと、尾の先に薔薇のトゲのような突起物があります。夕方家に帰ってきてから名前を調べて見たら、ハネ…
職場の近くに小さな湿地があって、夏になると、そこにたくさんのトンボが集まってきます。身近にこんなところがあるのが、ちょっと自慢です。今、その湿地で一番多く見られるのが、下の写真のチョウトンボです。光の反射によって、紫からピンクまで虹色に光…
昨日の観察散歩で、不思議なハエを見つけたので紹介します。これまでハエ(アブ)とハチは翅の数が違うことで区別していました。ハチ目は昆虫らしく翅が4枚、ハエ目は2枚というふうに。ところが翅が4枚のハエが現れたのです。そのハエを紹介する前に・・ …
ホタルが飛ぶ季節もそろそろ終わりですが、同じ場所でホタルに似た虫を見かけました。ホタルは食べるとまずいらしく、鳥が食べないそうです。そこでそのホタルを真似ることで、身を守っているのです。つまり擬態ですね。 【ゲンジボタル】こちらが代表的なホ…
ドクターイエローが引退を発表しましたね。珍しいドクターイエローに出会うと幸せになれるという都市伝説がありますが、今日の週末散歩で、なんと黄色いテントウ虫、その名もキイロテントウに初めて出会いました。テントウ虫なのに、翅に紋が全くなく、全体…
見栄えはあまり良くないのですが、昆虫界の変わり者、ヤマトシリアゲ(蝶の祖先、シリアゲムシの仲間)の面白い行動を紹介します。ヤマトシリアゲは、オスがメスに餌(肉食)をプレゼントし、それを食べに来たメスと交尾するという習性があります。メスはオ…
昨日の週末散歩で、一番多く見かけたのが、グンバイトンボ。全国的には少ないと言われていますが、ここでは普通に見られます。名前のグンバイ(軍配)のとおり、オスの四本の足に白い軍配のようなものが付いています。オスにだけ付いているということは、メ…
昨日、結構大型のシジミチョウ(ミズイロオナガシジミ)に会ったのですが、後翅から出たしっぽ(専門用語で尾状突起というみたい)を振るわせていました。カメラを近付けると、お尻の方をこちらに向けます。何をしているんだろうと思っていたら、この突起を…
今日の週末散歩、とてもお洒落な芋虫に出会ったので、紹介します。その名も「ハチガタハバチ」。「蜂の形をした葉蜂」という不思議な名前です。今日撮った幼虫の写真の前に、去年撮った成虫の写真を先に見てもらいます。どう見ても蜂で、蜂の形をしたとわざ…
今日の週末散歩で、ルリシジミを撮影していたら、翅を少し広げてくれました。ルリシジミは止まっているとき、しっかりと翅を閉じているので、なかなか翅の表面を見せてくれません。メスで黒い部分が大きかったのですが、綺麗なルリ色の部分もちゃんと見せて…
今日の週末散歩では、とってもインパクトのある昆虫2種に出会いました。どちらもアリのように地面を這っていて、露出した腹部が細長く突き出ているのです。また片方は、お尻に2本の長い突起を持っていました。今まで見たことない形態の昆虫なので、違和感…
5月に入って、いつもの散歩道でも多くのトンボが姿を見せるようになりました。写真に撮って、帰ってから図鑑で名前を調べるのですが、中にはとても似ていて、判断に迷うことがあります。例えば、下の2匹のオスのトンボですが、1箇所を除いてほぼ同じ模様…
いつもの散歩道に、葉を巻いた1センチくらいの筒状のものがいくつも落ちていました。以前にも紹介したことがあるオトシブミの揺籃です。オトシブミという甲虫が、若葉を綺麗に折りたたみ、この中に卵を産み、最後に切り取って下に落とします。孵化した幼虫…
シダに止まっている蝶を見つけ、そっと近づいて写真を撮りました。その時は、顔の先が尖っているし、テングチョウだと思っていました。帰ってから図鑑で確認すると、テングチョウとは少し前翅の形が違います。図鑑をペラペラとめくって探してみたのですがい…
これまで春一番に見られる蝶としてキタテハやキタキチョウを紹介しましたが、これらは成虫で越冬しているので、秋にも見られます。ところが、早春に羽化して、すぐに産卵していなくなる蝶がいます。それがギフチョウ、ミヤマセセリ、コツバメの3種です。ど…
昨日の最高気温は22℃まで上がり、散歩をしていても汗ばむぐらいの陽気でした。そして先週の週末散歩では見られなかった昆虫が姿を現しました。今年の啓蟄(けいちつ、冬ごもりの虫が這い出る)は3月5日だったので、ほぼ暦通りですね。 テントウムシがいると…
先週は散歩道であまり鳥に会えなかったのですが、今週はかなり戻って来てくれました。シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、メジロ、ジョウビタキ、アオジ、ベニマシコ、モズに会いました。そして虫がめっきりいなくなりました。季節の変わり目ですね。 虫が全く…
11月23日、25日と続けていつもの場所に観察散歩に出かけました。たくさんの鳥に会えるかなと思って出かけたのですが、ちょっと期待外れでした。オオタカが出ているのか、他の場所に食べものがあるのか、何か理由があるのでしょう。 その代わり、こんな季節な…
昨日の散歩で珍しいものを見つけました。下のカマキリです。写真では分かりにくいかもしれませんが、最初見たとき、すごく違和感がありました。緑色のカマキリというと、この辺ではオオカマキリとハラビロカマキリしかいないのですが、明らかに小さかったの…