昆虫
先週、オオカマキリの卵鞘を2つも見つけ大喜びしていました。そして今日、同じ場所を探したのですが、なかなか見つけられません。時間をかけて探してみると、卵鞘のかけらがわずかに残った枝を発見! つまり、この1週間に誰かが、2つの卵鞘を食べてしまった…
今日の鳥見散歩で、いきなり蝶が姿を現しました。写真は上から、キタテハ、キタキチョウ、テングチョウです。3種とも成虫で越冬する蝶です。長い冬を、どこかでじっと過ごしていたのでしょう。でも越冬中の蝶をまだ見たことはありません。そして、タンポポ…
いつもの週末散歩、快晴で風もなく、ポカポカした陽気でした。だからでしょうか、12月だというのに、たくさんの昆虫が姿を見せてくれました。 テントウムシは冬の間、隙間に潜り込んで越冬しているはずですが、今日は外に出て活動していました。お日さまが恋…
花が少なくなってきたこの時期、セイタカアワダチソウの花に、たくさんの蜜蜂やハナアブが集まっていました。その蜜蜂をよく観察すると、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類がいました。全体的に黒っぽいのがニホンミツバチで、オレンジ色なのがセイ…
ハンミョウの体はとても美しくて、見ていて惚れ惚れとしますが、顔を見てしまうとギョッとします。大きなアゴと目がとても怖いからです。もちろん肉食昆虫で、他の虫を捕まえて食べるそうです。動きはとても俊敏で近寄るとすぐに飛んで逃げます。でも遠くま…
以前に鳥の糞に止まるルリシジミを紹介しましたが、今度は、コンクリート吹き付けの崖面に集まるキタキチョウに出会いました。そこには水がじわっと染み出ています。どんな成分かは分かりませんが、コンクリートから蝶が好む栄養素が溶け出しているのでしょ…
今日の散歩で、とても変わった昆虫に出会いました。アカハネナガウンカです。綺麗な橙色の5ミリほどの体に異様に長い翅が付いています。写真でよく見ると、カラスのように口が尖っていて、涙型の白い目には小さな黒目があり、とても愛嬌のある顔をしています…
芋虫や蛾が嫌いな人には大変申し訳ありません。でも、今回紹介するキイロスズメの幼虫はとても可愛いです。とても大きな芋虫ですが、体に似合わず小さな顔をしていて、そこに黄色い小さな脚を近づけて警戒のポーズをします。怒られた子供みたいでとてもお茶…
いつも歩いている散歩道(私にとっての自然観察フィールド)に、急にセセリチョウが姿を現しました。それも申し合わせたように、いくつかの種類が一斉に。なにか季節の変わり目みたいなものがあるのでしょうか。 ↓ダイミョウセセリ。縁の模様が白色ではなく…
昆虫の名前というと、姿形の特徴や色が由来となって付けられていることがほとんどですが、たまに人名が付いていることがあります。最近そんな昆虫とクモを見つけたので、紹介します。 まず、エサキモンキツノカメムシ。家のベランダにやってきました。背中の…
見た目はトンボ、でも蝶のような触角がある、そんな昆虫に会いました。なんだこれ?っと思いましたが、世の中便利なもので「トンボ、触角」でネット検索するとすぐに分かってしまいました。アミメカゲロウ目のツノトンボという昆虫でした。ウスバカゲロウに…
下の写真の昆虫、テントウムシにそっくりな姿をしてますが、全く違うカメムシ目に属するマルウンカの仲間です。上がそのままマルウンカ、下がキボシマルウンカです。同じ日に同じ場所で見ました。どちらも形は似ていますが、紋の色が違います。マルウンカは…
今日は最近見た鳥の糞に擬態する昆虫を紹介します。どれも白い部分と黒い(茶色い)部分が絶妙に混ざっていて、上手く鳥の糞に似せています。 まずは、モンクロシャチホコ。そもそもこれは蛾には見えません。下のモフモフが頭で、上側の翅は丸く折りたたまれ…
生きものには、光を反射して青色や緑色に輝くものがいます。カワセミの青色や、タマムシの緑色などです。こういった輝きは、色素を持っているわけではなくて、表面の微細な構造が特定の光を反射しています(これを構造色と呼びます)。さて、この構造色です…
昆虫には、ロウ物質を毛のように出して、体を隠すものがあります。ロウ物質で身を隠しているようですが、どうもその効果が疑問です。青い葉の上で白い綿毛のようなものがあれば、結構目立つからです。これから最近見かけたロウ物質の綿毛をまとった昆虫を何…
蛾の仲間は、蝶の20倍ぐらいいて、チョウ目(鱗翅目)のほとんどを占めます。日本には5000種近くいると言われています。なので、全てを見ることは到底できません。図鑑にも一部しか載っていません(蝶はほとんど載っているのに)。 それだけ種類がいるので、…
舗装された道に、ルリシジミがじっと止まっていました。写真を写そうと近付いても逃げません。最大限近付いて写真を撮り、よく見ると、鳥の糞(上)やミミズの死骸(下)に口を伸ばしています。一瞬ギョッとしますが、一番下のサイトリンクにもあるように、…
散歩中に不思議な昆虫に出会いました。前脚が鎌になっています。顔もカマキリに似てます。でも、私の知っているカマキリとは明らかに違います。どこを調べて良いか分からないまま、図鑑(学研の図鑑)をペラペラめくっていくと、図鑑の最後に近付いたところ…
今日の散歩で、メタリックグリーンに見える昆虫を3種類見かけました。綺麗でとてもよく目立つ色ですが、ふと、どうしてこんな色をしているのだろうと思いました。捕食者への威嚇、異性へのアピール、どちらかな。そう言えば、熱帯に行くほどメタリックな昆…
ヤンマ科に属するトンボというと、実はギンヤンマしか見たことがありませんでした(名前にヤンマが付くという意味では、オニヤンマ、コオニヤンマ、ムカシヤンマがいますが、これらは別の科)。 そして今日、ついに2種目に出会いました。コシボソヤンマです…
職場の敷地内に湿地があり、この時期たくさんのハラビロトンボが飛んでいます。青いオスは、近寄るとすぐに飛び立ってしまって、なかなか写真を撮ることができません。そんな時、メスなのか未熟なオスなのか分からないのですが、黄色みの強いハラビロトンボ…
この2年間、公園のオニグルミの木に来るカメノコテントウを観察してきました。産卵から羽化までの成長の過程を、だいたいですが見ることができたので、写真で紹介したいと思います。カメノコテントウは大きくて、光沢があって、とても綺麗なテントウムシです…
いっぱんに、成虫が昼間に活動し、美しいはねをもつものを「チョウ」、夜活動し、地味なはねをもつものを「ガ」とよんでいます。ところが、ガの中にも昼間に飛ぶきれいな種がいます。(中略)結局は、「チョウとガに生物学的なちがいはない」ということで落…
オサムシの仲間のほとんどが、後ろ翅が退化していて飛ぶことができません。だから、地域によって独自に進化して、色々な種に分かれています。ダーウィンで有名な、ガラパゴス諸島のゾウガメやイグアナみたいに。オサムシの中のオオオサムシ亜属は17種もいる…
とても形態の変わったトンボに会いました。下の写真のグンバイトンボです。4センチぐらいの小さなイトトンボですが、よく見るととても違和感があります。そうです。脚(中脚と後脚)に白いうちわ状の飾りが付いています。名前に付くグンバイは昔の武将や相…
昼間、川沿いのオニグルミの葉の裏で、ゲンジボタルが休んでいるのを見つけました。今年もホタルが飛び始めたのではと思い、早速夕暮れを待って同じ場所を訪れました。予想通りホタルがたくさん飛んでいました。近頃LEDの光ばかりみているので、ホタルの放つ…
ハムシ(葉虫)は、どこにでも身近にいる小さな昆虫ですが、なぜかテントウムシほどメジャーではありません。葉虫というだけあって、幼虫も成虫も植物の葉を食べます。だから園芸植物や農作物を食害する種もいるので、害虫になってしまっているところも可哀…
1メートルぐらい離れて2匹のカワトンボがいるのを見つけました。どちらもメスで、見た目がそっくりです。誰が見てもこれは同じ種だと思うでしょう。 ところが、じっくりと写真を見比べると、これは違う種だと分かりました。上がニホンカワトンボ、下がアサ…
網戸の内側にアリがいたので、外に逃がしてあげようと、ティッシュでつかんで外に離そうとすると、なんと糸にぶら下がって出てきました。アリが糸?よくよく見ると、脚が八本でした。ということはクモ?!これはアリに擬態したクモ、その名もアリグモでした…
どういった訳か、名前にツバメが付いた蝶や蛾がいます。今週そんな蛾を見かけたので写真をアップします。どちらも蛾といっても蝶にはない美しさを持っています。蝶は派手な色や模様のものが多いですが、蛾の場合はどちらかというと和風で、落ち着きがありま…