2021-01-01から1年間の記事一覧
鳥を見ながらの散歩の途中に、オオタカに出会ってしまいました。滅多に会えないのに、こんなに近くに止まってくれるなんて感激!(でも他の小鳥が隠れてしまうのでちょっと困りますが)前の枝が邪魔だったのですが、一応写真も撮れました。 すると、オオタカ…
いつも散歩をする公園の藪の中から、チッ、チッと地鳴きが聞こえてきます。必ず群れでいて、人が来たよと仲間同士で連絡し合っているように聞こえます。その声がすごく近くで聞こえることもあるのですが、藪の中で姿が全く見えません。最近、その声の主がア…
伊藤龍平著「ヌシ 神か妖怪か」(2021年、笠間書店)を図書館で借りて読みましたが、とても面白かったです。ヌシというのは、長い間同じ所に棲み続けて、巨大になった生物で、全国に伝承が残っています。一番多いのが、川や沼に棲むヌシで、蛇、龍、鰻、鯉、…
冬になると群れでやって来るカシラダカ。ホオジロにそっくりですが、冠羽が立っているのが特徴です。写真のカシラダカは特に冠羽が目立っていました。 さて、カシラダカは、2016年に行われたIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストの改定で、絶滅危惧II類に…
今朝散歩に出ると、家の前の電線にツグミが数羽止まっていました。この冬初めてのツグミです。長旅お疲れさまでした。
近くの公園にイカルの群れが来ていました。ちょうどイチョウに止まったイカルと、明け方の半月が一緒に見えたので、写真に撮ってみました。偶然ですが、ちょっと形が似ていると思いませんか。 冬になって山の方から降りてきたのでしょう。十数羽の群れを作っ…
川沿いを散歩していると、3匹の動物(?)が下流に向かって移動していました。頭が茶色で体が灰色。こんな動物見たことがない! すると突然立ち上がりました。羽と嘴がある!動物ではなく鳥でした。冬鳥のカワアイサです。この川は浅くて、潜ることができな…
小さな白いホコリのようなものがフワフワ飛んでいるので、何かと思って手に取ってみると、なんと翅がある昆虫でした。ハエ?ハチ?アブ?結局何か分からなかったので、写真に撮って帰ってから確認すると、北海道で大発生するという雪虫でした。つまり、白い…
NHK「昆虫すごいぜ!」の新作は、「赤とんぼ」がテーマでした。赤とんぼというと赤い色をしたトンボ全般というイメージがありますが、番組ではさらに厳密に分類していて、アカネ属を赤とんぼと定義していました。だから、南から渡ってくるウスバキトンボは赤…
公園を散策していると、林の中に普段見ない鳥がいました。ジョウビタキに似ていますが、羽の白い紋が二つあります。ベニマシコのメスです。夏に北海道で繁殖して、冬になるとここ岐阜県にもやってきます。林の中にいて、写真が少し暗いですが、アップします…
秋も深まり、朝晩が冷え込んできました。あんなに沢山見られた昆虫たちも姿が見られなくなりました。ところが、よく探すといるんですよね。今回は、10月末に見かけたトンボと蝶を紹介します。 オオアオイトトンボ 図鑑によると、イトトンボの仲間(均翅亜目…
himebati.jimdofree.com 上のサイトにあるように、寄生バチであるヒメバチは、見つかっているだけで世界で2万種以上、日本でも1,000種以上いる、節足動物の中で最大級の種多様性を持つハチの仲間です。まだ研究が十分に進んでおらず、最終的に日本では3,000…
今年も冬鳥がいつ渡ってくるのか楽しみにしていました。毎週通っている公園で、最初に出会った冬鳥がジョウビタキでした。ヒーヒーと高い声で鳴くので、すぐに気が付きます。それに突然目立つところに現れるので、写真の被写体としても最適です。 今朝、隣家…
秋桜と書いてコスモスと呼びますが、本当に秋に咲く桜があることをご存じでしょうか。東海地方では、シキザクラ(四季桜)と呼ばれる秋に咲く桜が、公園などでよく見られます。豊田市小原村には四季桜が一面に咲く場所があって、観光地にもなっています。上…
最近までカマキリの種類を意識することはありませんでした。カマキリはみんな同じ形をしていて、分類が難しそうだったからです。でも、上の写真を撮ったことで、2種類のカマキリを分類できるようになりました。そう、緑色のカマキリが茶色いカマキリを食べ…
いつもの散歩で、山栗を拾いました。山栗は、野生のクリのことで、柴栗とも呼ばれます。栽培されているクリに比べて、実が半分くらいの大きさですが、栗の味が濃縮されていて、美味しく食べられます。 散歩している道は車が通らない舗装道なので、栗の実が拾…
職場の草地で2羽のノビタキに会いました。色の濃い雄(写真上)と色の薄い雌(写真下)です。雄は、頭も羽も黒くなく、すっかり褐色の冬羽になっています。雌雄が一緒にいたのでカップルに見えましたが、繁殖期ではないので、たまたまだったのかもしれません…
朝起きると、家の前の電線に百羽単位のコシアカツバメが止まっていました。これから南に渡っていく集団だとすぐに分かりました。しばらく見ていると、この集団が一斉に飛び立ち、上空を埋め尽くしました。あまりの数の多さに圧倒されましたが、あっというま…
忍者が履いて水の上を歩いたといわれている道具に「水蜘蛛」というものがあります。アメンボのように水の上を歩くのですが、道具の名前にはクモと付いています。水の上を歩くクモがいるのかなと思っていたら、出会ってしまいました。スジブトハシリグモです…
葛の葉を裏返すと、全く何か分からない昆虫のようなものがいました。調べるとトリノフンダマシという名前のクモでした。名前の通り鳥の糞に擬態しているようです。クモでも擬態しないと、鳥などに食べられてしまうのでしょうね。でも、このクモ、葉を動かし…
今日は9月1日。朝起きると、窓の外からキチキチキチキチと騒がしい声が聞こえてきまました。誰かと外を見ると、隣家のテレビアンテナの上にモズが止まっていました。声の持ち主はモズでした。モズは秋になると「高鳴き」と呼ばれるさえずりをするようになり…
大きなカマキリがこちらをにらんでいました。ハラビロカマキリです。でも、要注意!これは外来種のムネアカハラビロカマキリでした。大陸にいるハラビロカマキリで、本来日本にはいませんでした。でも、2000年ごろに初めて確認されてから、今では全国で見つ…
昨日、とても綺麗な蝶を見つけました。黒地に黄色の斑紋は、まるでギフチョウのよう。翅の縁の白い帯も光沢があってお洒落です。図鑑で名前を調べると、キンモンガ。ガ?ガ?蛾?蛾の仲間でした。それもアゲハモドキガ科というなんとも微妙な科名。蛾と蝶の…
沢山いたハグロトンボの数が減り、赤とんぼ(アカネ属)が姿を現すようになりました。まだまだ暑いですが、季節の移ろいを感じます。昨日の散歩では、マユタテアカネとリスアカネに会いました。若いオスで、体はまだ橙色ですが、これから秋にかけて赤くなっ…
1センチにも満たない小さな昆虫は目を凝らさないと見つけられないものですが、まれに宝石のように光って見える昆虫がいます。普通であれば、周りの色に合わせたり、擬態をしたりして、捕食されないようにすると思うのですが、どうして目立つ色をしているの…
頭の上に箒のような飾りが付いた昆虫がいました。どことなく愛・地球博のキャラクターのキッコロに似ていませんか。さて、この昆虫、何の仲間か分かりますか。私も全く見当がつかなかったので、専門家に聞いてみました。そしたら、蛾の仲間のヒメクロイラガ…
夏に咲く花というと、ヒマワリのような大きな花を想像しますが、小さくて可愛い花も咲きます。今日はミミカキグサの仲間を紹介します。その名前の通り、細い花茎の先に耳かきの先端の平たい部分に似た可愛い花を咲かせます。上の写真は白花のホザキノミミカ…
手塚治虫さんのペンネームの元にもなっているオサムシですが、後翅が退化していて、飛べません。飛べないので、川や海で隔離されてしまい、地域によって変異(亜種)が現れる興味深い昆虫です。体の光沢が綺麗なこともさることながら、変異が多いことも多く…
厳密には昆虫ではないけど、アオオビハエトリ(クモの仲間)の擬態を紹介します。上の写真は、右側のクモが左側のアリを捕食しているところです。青色に光って見える部分があり、とても綺麗な蜘蛛でした。ところで。クモの脚は8本。でも6本に見えますよね…
川沿いを散歩していると、綺麗な蛾を見つけました。キオビミズメイガです。キオビは、黄色い帯が翅にあることに由来しています。メイガは蛾の種類の名前で、なんとかノメイガという名前の蛾が沢山います。ただ、稲の害虫という意味もあるそうです。気になる…