最近までカマキリの種類を意識することはありませんでした。カマキリはみんな同じ形をしていて、分類が難しそうだったからです。でも、上の写真を撮ったことで、2種類のカマキリを分類できるようになりました。そう、緑色のカマキリが茶色いカマキリを食べています。最初は雌が雄を共食いする現場かなと思ったのですが、写真をよく見るとどちらもお腹が大きくて雌のような気がします。色の違いも気になります。もしかして違う種類のカマキリ?
後日同じ所で、茶色のカマキリと緑色のカマキリを別々に見ました。写真に撮って図鑑で調査開始。そして、茶色のカマキリ(上の写真)がコカマキリ、そして緑色のカマキリ(下の写真)がオオカマキリと分かりました。だから、最初の写真は、オオカマキリとコカマキリが出会ってしまって、どう争ったかは分かりませんが、コカマキリが負けた結果ということになります。やっぱり体が大きな方が勝つのですね。個別に会ったときも、オオカマキリはたいてい威嚇してきますが、コマカキリは逃げるか、じっとしているかです。性格も違うような気がします。
先日、外来種のムネアカハラビロカマキリの記事を書きましたが、在来種のハラビロカマキリより大きいそうです。だから同じ場所にいたら、ムネアカハラビロカマキリがハラビロカマキリを捕食してしまう可能性もあるのではと思いました。やはり外来種の影響は心配です。