星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

キッコロみたいな昆虫〜ヒメクロイラガ

頭の上に箒のような飾りが付いた昆虫がいました。どことなく愛・地球博のキャラクターのキッコロに似ていませんか。さて、この昆虫、何の仲間か分かりますか。私も全く見当がつかなかったので、専門家に聞いてみました。そしたら、蛾の仲間のヒメクロイラガ…

夏に咲く可愛い花たち〜ホザキノミミカキグサ、ミミカキグサ

夏に咲く花というと、ヒマワリのような大きな花を想像しますが、小さくて可愛い花も咲きます。今日はミミカキグサの仲間を紹介します。その名前の通り、細い花茎の先に耳かきの先端の平たい部分に似た可愛い花を咲かせます。上の写真は白花のホザキノミミカ…

進化の不思議を感じる昆虫〜ミカワオサムシ、クロカタビロオサムシ

手塚治虫さんのペンネームの元にもなっているオサムシですが、後翅が退化していて、飛べません。飛べないので、川や海で隔離されてしまい、地域によって変異(亜種)が現れる興味深い昆虫です。体の光沢が綺麗なこともさることながら、変異が多いことも多く…

昆虫たちのすごい擬態3〜アオオビハエトリ(本当は昆虫ではないけど)

厳密には昆虫ではないけど、アオオビハエトリ(クモの仲間)の擬態を紹介します。上の写真は、右側のクモが左側のアリを捕食しているところです。青色に光って見える部分があり、とても綺麗な蜘蛛でした。ところで。クモの脚は8本。でも6本に見えますよね…

水と蛾の不思議な関係〜キオビミズメイガ

川沿いを散歩していると、綺麗な蛾を見つけました。キオビミズメイガです。キオビは、黄色い帯が翅にあることに由来しています。メイガは蛾の種類の名前で、なんとかノメイガという名前の蛾が沢山います。ただ、稲の害虫という意味もあるそうです。気になる…

黒と黄の縞模様のトンボ〜サナエトンボの仲間

黒い地に黄色の縞模様をしたトンボというと、誰もがオニヤンマを思い浮かべます。ところが、よく調べると、サナエトンボの仲間に、黒と黄の縞模様をしたトンボが多いことが分かりました。今年見た黒と黄(もしくは緑)の縞模様を持つトンボを紹介します。み…

昆虫たちのすごい擬態2〜シャチホコガ

今日、極めつけの昆虫の擬態を見つけてしまいました。シャチホコガの幼虫です。いわゆる芋虫なのですが、4本の脚が長く、とても芋虫には見えません。尾の方(左側)は、ベビが舌を出しているように見えます。最初、どっちが前か分かりませんでした。こうなる…

見た目だけでは分からない〜ナミテントウ

NHK「チコちゃんに叱られる!」で、「なぜイヌはあんなに種類がいるの?」という疑問が取り上げられました。家畜としてのイヌは、生物分類学的には同じ種類だそうです。でも犬種によって全く見た目が違いますよね。放送では、遺伝子が緩いからと解説されてい…

昆虫たちのすごい擬態〜オジロアシナガゾウムシ、ナナフシモドキ、イタドリハムシ、クサカゲロウ

今日一日の散歩で、何種類もの昆虫の擬態に出会いました。どれもなるほどと思わせる工夫で、色々なものを真似ていました。 トップバッターは上のオジロアシナガゾウムシ。何に擬態してると思いますか?そう、鳥の糞です。本物の鳥の糞だったら鳥も食べようと…

知らなかった名前のホタル〜クロマドボタル、オバボタル

ホタルというと、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルしか知りませんでした。ところが、写真の昆虫を見たとき、ホタルに似ているのだけど、胸が赤くないので、不思議になりました。調べるとクロマドボタルというホタルでした。昼に出会ったので光っては…