シダに止まっている蝶を見つけ、そっと近づいて写真を撮りました。その時は、顔の先が尖っているし、テングチョウだと思っていました。帰ってから図鑑で確認すると、テングチョウとは少し前翅の形が違います。図鑑をペラペラとめくって探してみたのですがいません。新種???図鑑に載っていないとお手上げです。
こうなったら、グーグルレンズの力を借りるしかありません。出てきました!イカリモンガ、って蛾???昼間に飛ぶ蛾がいることは知っていましたが、翅をきれいに閉じて止まっているし、触角には毛が生えていないし、どう見ても蝶の特徴を備えています。
蝶と蛾の区別は曖昧というのは聞いたことがありますが、これはその最たるものですね。
【イカリモンガ】
【テングチョウ】
イカリモンガの名前は、前翅のオレンジ色の紋が船の錨の形に似ているところから来ています。なるほど。
他にも色々調べてみると、イカリモンガの幼虫は、毛虫ではなくて芋虫でした。また花で吸蜜もするそうです。どうして蝶に入れてもらえなかったのでしょうね。