2021-01-01から1年間の記事一覧
黒い地に黄色の縞模様をしたトンボというと、誰もがオニヤンマを思い浮かべます。ところが、よく調べると、サナエトンボの仲間に、黒と黄の縞模様をしたトンボが多いことが分かりました。今年見た黒と黄(もしくは緑)の縞模様を持つトンボを紹介します。み…
今日、極めつけの昆虫の擬態を見つけてしまいました。シャチホコガの幼虫です。いわゆる芋虫なのですが、4本の脚が長く、とても芋虫には見えません。尾の方(左側)は、ベビが舌を出しているように見えます。最初、どっちが前か分かりませんでした。こうなる…
NHK「チコちゃんに叱られる!」で、「なぜイヌはあんなに種類がいるの?」という疑問が取り上げられました。家畜としてのイヌは、生物分類学的には同じ種類だそうです。でも犬種によって全く見た目が違いますよね。放送では、遺伝子が緩いからと解説されてい…
今日一日の散歩で、何種類もの昆虫の擬態に出会いました。どれもなるほどと思わせる工夫で、色々なものを真似ていました。 トップバッターは上のオジロアシナガゾウムシ。何に擬態してると思いますか?そう、鳥の糞です。本物の鳥の糞だったら鳥も食べようと…
ホタルというと、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルしか知りませんでした。ところが、写真の昆虫を見たとき、ホタルに似ているのだけど、胸が赤くないので、不思議になりました。調べるとクロマドボタルというホタルでした。昼に出会ったので光っては…
上の写真は、チョウゲンボウの幼鳥です。意外に小さく、ハトぐらいの大きさです。近所のスーパーの屋上で繁殖したらしく、今、巣立ちした数羽の幼鳥が周りを飛び回っています。上の写真のときは、川で餌を探しているようでしたが、何を探しているのかはわか…
小さなナナフシモドキに出会いました。モドキがつきますが、立派なナナフシの仲間です。いつもと違って、踊るように体を震わせています。いつもおとなしく動かないのに。 しばらく目を離していると、体が奇妙な形に変わっていました。えっ、えっ?顔の部分が…
カルガモの親子に出会いました。それも子供が9羽もいます。今まで見たカルガモの家族では一番多い数です。カルガモの子供の生存率はそんなに高くないと聞きます。全滅することもあるそうです。ネコなど肉食の動物、カラス、猛禽類などに捕まるからです。この…
一昨日、コシマゲンゴロウがベランダのボールから飛び立っていったと思ったら、今朝また、メダカの稚魚用のボールに、見たことがない昆虫が泳いでいました。後ろ脚がオールのようになっていて、体型はマツモムシにそっくりなのですが、背泳ぎではなく、普通…
オニグルミの木に、一際大きなテントウムシがいました。カメノコテントウです。丸い体の直径は10ミリくらいで、私の人差し指の爪と同じくらいの大きさでした。同じ所にいたナミテントウと似た模様をしていますが、大きさが違うので一目で違うことが分かりま…
この時期、鳥たちの巣立ちが始まり、親からの給餌も終わり、幼鳥たちは自分達で餌を採るようになってきました。今日のバードウォッチングでは、カラ類のうち、ヤマガラとシジュウカラの幼鳥が自分で餌を採って食べている様子を見ることができました。ヤマガ…
我が家では、ベランダでクロメダカを飼っています。メダカが卵を産むと、白いボールに移して孵化を待ちます。朝、そのボールを除くと、見たことがない虫が泳いでいました。夜の間に飛んできたみたいです。大きさ1センチぐらいで、丸く、横から毛の生えた脚…
前回の記事で、岐阜県東濃地方の湿地を紹介しましたが、今回はその湿地で見られる珍しいトンボと植物を紹介します。そのトンボはハッチョウトンボです。写真では分かりにくいかもしれませんが、一円玉くらいの大きさしかない世界最小級のトンボです。真っ赤…
私の住む岐阜県東濃地方は、日本一の陶器の生産地です。普段使いの食器から茶道具まで様々な陶磁器が作られています。ここが陶器の一大生産地になったのは、良質な陶土が取れるからです。 水を通しにくい陶土層の上に砂礫層があると、そこから水がしみ出し、…
マンションのベランダから、ハクセキレイの親子を見かけました。巣立ち直後の幼鳥に親が餌を与えていました。このほっこりとした光景に、気付いたことが二つありました。 一つ目は、親の性別が分かったことです。この親は雄でした。雄の夏羽は、頭から背中に…
川の側を歩いていたら、手にトンボが止まりました。ダビドサナエというサナエトンボの仲間です。羽化したところなのか、しばらくじっとしていました。赤とんぼが突き出した指の先に止まるのは聞いたことがありますが、サナエトンボが手に乗ってくるなんて、…
大きさが1センチあるかないかの小さなバッタを見つけました。はじめは大きなバッタの幼虫だと思っていました。でも図鑑で調べるとこれで立派な成虫で、ヒシバッタという名前だと分かりました。どうしてヒシが付くかというと、下の写真のように上から見ると…
私の住んでいる川の側では、夜になるととんでもないほどの虫(カワゲラ、トビケラ、コバエなど)が窓に集まってきます。薬局で売っている虫除けグッズをぶら下げても効果なし。そこで、ちまたで噂のオニヤンマの模型を作ってみました。実物そっくりの模型も…
久しぶりにエナガの群れに出会いました。その群は、親鳥と5羽くらいの幼鳥の家族でした。幼鳥は巣立ちからしばらくたっていて、元気よく飛び回って餌を探していました。でも、親鳥のようにピンク色の部分がなく、顔が全体的に黒茶色です。また、長い尾が整…
コナラの木の下に、葉をクルクルと巻いた、小さな茶筒のようなものがたくさん落ちていました。これは、オトシブミという甲虫が作った、幼虫が育つための巣(専門的には揺籃というそう)です。この中に、親が卵を産み、卵から孵った幼虫がこの葉を食べながら…
可愛い顔をした緑色の芋虫を見つけました。丸い顔に黒い目が二つ付いていて、アニメーション(ニャッキ)に出てくる芋虫にそっくりです。 その芋虫は、ワラビの葉を食べていました。ワラビが食草の蝶・蛾がいるのかと、図鑑を調べたのですが、なかなか見つか…
今日、NHK「昆虫すごいぜ!『春だよ!課外授業はテントウムシ』」を見ていて、テントウムシの種類の多さにビックリしました。さらに、今年たまたま出会った昆虫が、テントウムシに擬態してると知ってまたビックリ。その昆虫が、イタドリハムシ(ハムシの仲間…
ミヤマヨメナ ハルリンドウ タニギキョウ キク、リンドウ、キキョウというと秋に咲くイメージがありますが、春に咲く種類もあります。その代表が、ミヤマヨメナ、ハルリンドウ、タニギキョウです。どれも春らしい優しい色をした花を咲かせます。また限られた…
先日、近所の散歩コースで知り合った男性から、山菜のコシアブラの見分け方、採り方を、実地で教えてもらいました。その時はまだ出たばかりの新芽だったのですが、だんだん葉が広がってきました。そこで、今年最後の春の恵みをいただこうと、少し葉の広がっ…
ニホンカワトンボ♂ ニホンカワトンボ♀ アサヒナカワトンボ♂ アサヒナカワトンボ♀ 同じ場所、同じ時間に2種類の姿形がそっくりなトンボがいました。この2種類のトンボはあまりにも似ているので、DNA解析によって分類され、2006年にやっと名前が決まった曰く…
ハンミョウ アリを食べるニワハンミョウ 同じ場所にいて、姿形が同じなのに、色が違って名前も違う昆虫がいます。先日、ハンミョウとニワハンミョウが同じ場所で群れているのを見つけました。姿形、動きなど全く同じです。ただ、色が派手なのと地味なのとで…
見たことがない昆虫がいるなと思い、写真に撮って拡大してみるとビックリ!腹部がサソリみたいにそり上がっていて、おまけに先端にハサミまでついています。口もゾウみたいに、細長く伸びています。図鑑で調べると、ヤマトシリアゲという昆虫でした。ハエや…
近所の散歩(バードウォッチング)コースを歩いていたら、道路脇の崖の方で何か気配がしました。見上げると、なんとカモシカがこちらを見ているではないですか。えっ!こんな所に!ここは市街地ではないですが、カモシカがいるような山岳地帯ではありません…
写真に写っている昆虫の触角を見てください。体の5倍位の長さがあります。こんなので飛べるのかと思いますが、器用にフワフワと飛んでいました。図鑑では名前が分からず、ネットで「触角が長い」で調べたら、すぐに分かりました。クロハネシロヒゲナガとい…
道路脇のアスファルトの隙間にスミレ(属名ではなく種名のスミレ)が咲いていました。アリに運ばれた種(アリの大好きなエライオソームという甘い部分があります)が発芽したのかもしれません。アスファルトの隙間は、暖かく、水も流れ込みやすいので、発育…