同じ場所、同じ時間に2種類の姿形がそっくりなトンボがいました。この2種類のトンボはあまりにも似ているので、DNA解析によって分類され、2006年にやっと名前が決まった曰く付きのトンボです。
ただ、私のいる岐阜県では、翅の色でこの2種類を見分けることができます(他の地域では当てはまらないのですが)。このことは「日本のトンボ(文一総合出版)」という図鑑で知りました。つまり、翅が褐色の色が付いていたらニホンカワトンボ、無色透明であればアサヒナカワトンボです。ただし、ニホンカワトンボには無色透明の翅を持った雌がいるそうなので、要注意です。
その他の見分け方として、↓のトンボ自然史研究所のブログも参考になります。
このようにして、見分けたニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの写真が上の4枚です(間違っていたらご指摘ください)。同じ場所にいて、交雑しないのかと不思議になりました。
【2021.5.11追記】
ニホンカワトンボのオスは成熟すると、翅(縁紋も)が赤くなり、体に白粉が吹きます。数匹のオスが縄張り争いをしていました。
【2022.6.6追記】
ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボのどちらも無色の翅をメスを同時に見ました。さすがに外見だけで見分けるのは難しかったです。どうやって見分けたかは別の記事に書きましたので、ご覧ください。
【2023.4.24追記】
ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボが一緒に群れでいました。