星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

画家と女優〜ヒメエグリバ、キモントガリメイガ

昨日は、すごく不思議な形態の蛾に会いました。

下の写真ですが、枯れた葉が丸まっているようにしか見えないですよね。実はヒメエグリバという蛾なのです。右側が頭で足が二本見えています。この蛾は、枯葉に擬態しているのですね。でもどうしても納得いかないのが、翅の部分が立体に見えますが、実際は平面なのです。模様だけで凸凹があるように見えているだけです。画家でこれが書ければ、ものすごい技巧の持ち主だと思います。

こちらは、キモントガリメイガ。翅を広げて立ち姿勢で止まっていました。体を反らせて、尻尾を上に向けています。全体が綺麗な紅色で、前翅の前縁に白黒の縞模様があります。姿がまるでジュディ・オング。さて、この蛾の不思議は、何に擬態しているのか分からないところです。昼間に葉の表にいて、こんな派手な色をしていたら、すぐに天敵に見つかるはずです。あ〜また謎が増えてしまった。