普段は川沿いを散歩しているので高低差がないのですが、今回久しぶりに高低差のある山歩きをしました。家から見えるご近所の低山です。まだ葉も出していない木々が、綺麗な花を咲かせていて、予想外のお花見散歩になりました。お花見というと、桜のピンクが思い浮かびますが、山では黄色の花が多いのに気付きました。黄色は、花粉を運んでくれる虫たちにとっては、目立つ色なのでしょう。山道が黄色で覆われて、優しい空気に包まれた山歩きになりました。
【シロモジ】
この辺りで普通に見られる木です。葉の先が楓のように3つに別れていて、秋には綺麗に黄葉します。まだ葉は出ていないのですが、下に目を向けると、去年の葉が枯れて落ちているので、シロモジだと分かりました。
【クロモジ】
爪楊枝の材料として有名ですね。花は上のシロモジにそっくりですが、落葉を見ると区別できます。クロモジの葉は、先端が別れていない普通の形をしているので。
【ダンコウバイ】
上のシロモジ、クロモジと同じクスノキ科ですが、花の雰囲気が少し違います。梅のような花を咲かせるので、「檀香梅」というお洒落な名前が付いたのですね。
【コウヤミズキ】
雄しべが赤いのが印象的です。今回初めて名前を知ったのですが、類似種のトサミズキは公園などに植栽されているそうです。今度探してみようと思います。
【キブシ】
藤のように垂れ下がった花を咲かせるので、遠目でもキブシだと分かります。日本髪を飾るかんざしのようにも見えますね。
桜のお花見も好きですが、静かな雑木林でのお花見もいいですね。