週末の散歩ルートには、川、水たまり、湿地があり、色々な生き物が出迎えてくれます。昨日は、湿地で可憐な花が咲き誇っていました。それは食虫植物として有名なモウセンゴケです。2種類のモウセンゴケが咲いていたので、紹介します。
【モウセンゴケ】
小さな白い花が咲きます。蕾が穂のようになっていて、下の方から一日に1個ずつ花を咲かせるみたいです。

アップにすると。何とも清楚な感じ。

葉の部分は、ネバネバした粘液を出す突起(線毛)が付いたヘラ状の形をしています。この粘液で昆虫を捕らえる食虫植物なのです(主な栄養源は光合成らしいのですが、こんな赤い葉で光合成ができているのか疑問です)。

こんな待ち伏せ状態で本当に昆虫が捕まるのかと思っていると、意外に捕まえているようです。こんな感じで。

でも、同じ湿地に棲んでいるハッチョウトンボが、モウセンゴケに捕まることはありません。近くに交尾しているハッチョウトンボがいました。

【トウカイモウセンゴケ】
もう1種類は、トウカイモウセンゴケです。花の色がピンクなので、モウセンゴケとは違いがはっきりしています。ただし、午後になると花を閉じてしまうので、晴れた日の午前中に見に行かなければいけません。花は桜の花のようでとっても可憐です。

葉は、モウセンゴケに比べて小さくて、地面に張り付くように広がります。柄も短いですね。そして水に浸からない、湿ってはいるけど少し乾いたところに生えています。

ちょっとマニアックな話ですが、よく似た種類にコモウセンゴケがあります。托葉(下の写真の白い髭のような部分)の切れ込みを見ると違いが分かるそうですが、私はコモウセンゴケを見たことがないのでちゃんと比較できません。詳しい人に見てもらおうと思ったので載せておきます。

モウセンゴケの仲間は、色々な県で絶滅危惧種に指定されています。人間って、こういうジメジメしたところが嫌いなのか、すぐに整地したり、溝を掘ったりしてしまうので、モウセンゴケを見る機会は減っていくのかな。