白いサギを見ると、みんな白鷺(シラサギ)と呼んでしまいますが、よく見ると全く種類が違うことがあります。上の写真の2羽は、正確には左がコサギ、右がダイサギといいます。名前の通り、大きさが2倍近く違って見えます。決して親子というわけではありません。その証拠に、大きさだけでなく、他にも違いがありますよ。まるで間違い探しのようですね。そうです、嘴の色が違います。コサギは黒、ダイサギは黃色です(ただしダイサギも夏は黒くなるので注意が必要です)。もう一つ、コサギの左足が水から出ていますが、足の先(趾)が黄色いです。これがコサギの一番の特徴です(他のサギは黒)。
こちらは夏羽のダイサギです(亜種名でチュウダイサギと呼ぶこともあります)。嘴が黒いですが、コサギではありません。足の先(趾)を見ると黄色くなくて黒いですね。やはり足の先を見るのが一番確実のようです。
白鷺には、他にもチュウサギなどがいますが、今回はコサギとダイサギを紹介しました。
【2022.5.4追記】
チュウサギに会えたので、写真をアップします。やっぱり大きさはダイサギとコサギの中間くらいでした。チュウサギは川ではなくて、田んぼ(写真は休耕田)にいるのですね。
ダイサギとチュウサギを見分けるときは大きさだけでなく、口角も見るそうです。かなりマニアック。興味のある方は、下のサイトをご覧ください。