星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

エナガの巣材(クモの卵嚢)集め

今日は、ワラビを取りに行ってきました。そうしたら、昨日に続いて巣材を集めるエナガさんに遭遇!昨日とは違って木の葉に付いたクモの卵嚢(卵を守る繭のようなもの)を採っていました。その卵嚢は、2枚の葉を重ねて、その間に隠れるように白い綿のようなもので作られていました。エナガもよく見つけたなと思います。エナガの巣をじっくり見たことはないのですが、苔を集めてクモの糸などで縫い合わせ丸い巣を作るそうです。中には昨日見たように鳥の羽を敷き詰めて暖かくします。

足も上手に使っています。

どや顔?

 

おまけで今日採ってきたワラビです。今、重曹であく抜きをしています。美味しいですよ。

 

エナガの巣材(羽)集め

今日、職場からの帰り道、道にたくさんの羽が落ちていました。誰のか分かりませんが、オオタカに襲われて、羽をむしられたのでしょう。写真を撮っていたら近くでエナガの声がします。もしかして・・・

待ち伏せをしてしばらくすると、来た!!!!

エナガの巣材集めの瞬間です!

器用にたくさんの羽をくわえていきます。小さな嘴なのにね。近くにはもう1羽がいて、辺りを警戒しています。

エナガの巣材集めでも、羽を集めているところは初めて見ました(苔とクモの巣はあります)。そして、エナガの巣の中の羽布団はどこで集めてくるのか不思議だったのですが、オオタカが襲った鳥の羽を使うのですね。自然は上手く循環しています。

 

フレンドリーな鳥さん〜カヤクグリ

信州で鳥見をしてきたのですが、珍しい鳥にも出会えました。そのひとつがカヤクグリです。夏は高山にいるのですが、冬は少し低いところにも下りてきます。出会って驚いたのは、近寄っても逃げないし、歩いていると付いてくるほどフレンドリーなのです。

地面の落ち葉を一生懸命かき分け、何かを採食していました。でも結局何を食べているのか、分からずじまいでした。虫かな?実かな?

木に止まっていると、地味な鳥10選に入りそうなくらい、目立ったところがありません。でも丸くて可愛い!

採食の様子を動画でもアップします。

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エナガのさえずり?

2月に引き続き、再度信州に野鳥観察に行ってきました。普段見ることのない鳥さんたちに会えたので、何回かに分けて紹介したいと思います。

今回は、いつも会っているエナガなのですが、ちょっと変わった鳴き方をしたので、動画を交えて紹介します。

普段のエナガは、ジュリッ、ジュリッやチュリュッ、チュリュッというふうに短い声を繰り返して鳴いています。それが今回、ツツリーリーリーリーと長く続く声で鳴いたので、ビックリしました。エナガがさえずった!と思ったのです。その時の動画(音声付き)を下に載せます。

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帰って調べたのですが、エナガにさえずり(繁殖期のオスの声)はないようです。ですが、色々な発声で鳴き交わし、仲間どうしで会話をしているとのこと。今回の長い声もそのうちのひとつでした。参考本によると「チルルルル系」の長い発声は、天敵が来たときの「逃げろ!」という意味と、カップルどうしが「私はここにいるよ!」という意味で使われるそうです。今回聞いたときは周りにタカもいなかったし、逃げる素振りもなかったので、後者のカップルどうしのおしゃべりだったのかもしれません。ということはこの時期特有の貴重な鳴き声ということになりますね。やった!

 

参考:中村登流、エナガの群れ社会、信濃毎日新聞社(1991)

オギに集まるシジュウカラとエナガ

この連休、天候に恵まれなさそうでしたが、今日は晴れました。早速いつもの散歩コースに出動!川に生い茂っているオギにシジュウカラがやって来ました。そしてオギの皮をめくり始めました。

めくった皮の下にいるカイガラムシを美味しそうに食べています。どうしてカイガラムシがいる場所が分かるのかな。

オギに集まるのはシジュウカラだけではありません。エナガも!

オギにいるカイガラムシを探しています。ここはいなかったようで、別の場所に飛んでいきました。

カイガラムシを食べるシジュウカラの動画も撮りました。一生懸命食べていますよ。

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赤い鳥〜オオマシコ、ベニマシコ

連休を利用して、信州に野鳥観察に行ってきました。訪ねたところは、冬鳥のオオマシコが見られることで人気の場所です。天気が良くて、オオマシコだけでなく、たくさんの冬鳥に会えて大満足でした。みんなを紹介したいのですが、今回は定番のマシコ類2種を紹介したいと思います。

まず、オオマシコのオスです。体中が赤いですね。近くにカメラマンがいっぱいいるのに、草の実を食べるのに一生懸命で、あまりこちらを気にしていなさそうでした。ちなみに手前に写っている二本の線は、ガードケーブルのワイヤーです。オオマシコが道路の側にまで出てきて、誰でも気軽に観察できるため、ここが人気スポットになっているようです。

同じオオマシコですが、羽と腹が白っぽい個体もいました。メスか若鳥かな。

続いては、ベニマシコのオスです。オオマシコに似て体全体が赤いのですが、こちらの方がほっそりした感じです。大好物のイノコヅチの実を胸に付けているのが可愛い!まるで子供が洋服にご飯粒をつけているみたい。

ベニマシコのメスには赤いところがありません(オオマシコのメスには赤いところがあるのですが)。なのでカメラマンには無視されてしまうのですが、私は愛嬌のある顔が大好きです。

最後にベニマシコの若鳥です。丸っこくて、ヨモギの種を食べる仕草がとても可愛かったです。

 

エナガが巣作り開始!

エナガの繁殖期は他の野鳥に比べて早いことは知っていたのですが、2月に入って間もない今、すでに巣作りを始めている現場を見かけました。エナガが木の枝に付いているクモの巣を採取していました。エナガは苔をクモの糸で接着して丸い巣を作るので、その巣材を採っていたに違いありません。

1羽のエナガがクモの巣をくわえています。

引っ張って糸を取ろうとしますが。。。

なかなか外れません。ヨイショッと。

そうしたらカップルのエナガがやって来て、心配そうに見つめていました。

この後、二人で交代しながらクモの巣を採取して、運んでいきました。

仲が良い様子にほっこり。頑張って子育てしてくださいね。

 

 

徒歩通勤の途中で〜エナガ、ジョウビタキ、シロハラ

天気が良い日は、職場までの3kmを徒歩で通勤することにしています。特に冬は雪をかぶった山々が見えて、素晴らしい景色を見ながら歩いています。

御嶽山。

そして中央アルプス。

徒歩通勤の楽しみはそれだけではありません。趣味の鳥見も兼ねています。住宅地もあるのですが、意外に警戒心が薄くて、近くで観察できます。人に慣れているのか、オオタカなどの天敵がいないのか、なにか理由がありそうです。

常連のエナガさん。ちょこまか動き回るので、写真に撮るのは一苦労。何とか撮れた写真ですが、こっちを見ているような気がします!かわいい!

ジョウビタキは、住宅の庭や公園にもいて、本当に警戒心がありません。いつも近くで写真を撮らせてくれます。

シロハラが赤い実を食べていました。食べるのに一生懸命で、あまりこちらを気にしていないようです。ゆっくり観察できました。