最近見つけたバードウォッチングスポットに、近所の川があります。一応公園として整備されたところですが、あまり人が訪れず、静かにバードウォッチングができます。その川には、ススキ(実際にはオギらしい)が一面に生えている場所があり、そこに沢山の鳥が集まってきます。上を見上げて鳥を見るのが普通なのに、ここでは下を向いて鳥を見られる特別なところです。上の写真には、エナガ(5羽)、シジュウカラ(2羽)、メジロ(1羽)が一緒に写っています。一枚の写真にこれだけの鳥が同時に写るのは珍しいことです。それぐらい沢山の鳥が集まってきます。他にも、ウグイス、アオジ、カシラダカ、ルリビタキ、ホオジロ、シロハラ、ツグミ、ベニマシコ、ジョウビタキなど。
さて、どうしてオエナガ、シジュウカラ、メジロがオギに集まってくるのかが、不思議でした。よく見るとみんなオギの茎をつついています。そして皮をめくっているように見えます。どうもオギの茎には鳥たちの大好きな餌が隠れているようです。下の写真はオギから取ったものを嘴にくわえたシジュウカラですが、何をくわえているのかは結局分かりませんでした。小さな虫のような気がします。
【追記2021.2.6】
調べて見るとカイガラムシを食べている(らしい)ことがわかりました。そして後日、オギの茎にカイガラムシが付いていた跡を見つけました。
参考:唐沢孝一著:身近な鳥のすごい食生活(イースト新書)