星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

カルガモの雌雄の見分け

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この時期、カルガモのカップルをよく見かけるようになりました。カップルということは雄と雌のペアのはずですが、同じ配色なので、全く区別がつきません。それでもなんとか雌雄を見分けたいと思い、図鑑で調べました。カモハンドブック(叶内拓哉、文一総合出版)によると

「雄 雌に比べて少し大きく、上・下尾筒は黒みが強い。各羽縁は雌よりも目立たない。

「雌 雄に比べて全体に淡色で、特に上・下尾筒は黒みが薄い。」

とのこと。さて、写真のカップルはどうでしょう。

その前に「上・下尾筒」というのがどこか分かりません。ハンドブックの用語解説を見ると、下の写真の矢印のところ、つまり尾羽の上の部分を上尾筒というみたいです。逆に、尾羽の下に下尾筒があるのですが、写真では尾羽に隠れて見えていません。

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さて、上の写真で上尾筒の色を比べてみましょう。よっしゃ!右の方が「黒みが強い」、左は「黒みが弱い」。よって、右が雄、左が雌だと見分けることができました。でもこれって、「黒み」の比較だけだから、カップルでいるときしか分かりませんよね。やっぱり難しい。雄に「雌に比べて少し大きく」という説明がありますが、そんなに大きさに違いはありません。そう言われればというくらい。雌には「雄に比べて全体に淡色で」という説明がありますが、言われればそう見えます。

ということで、今回のカップルは雌雄の見分けが付きました。ですが、カップルでいたからかろうじて分かったわけで、単独でいたらやっぱり分からないでしょうね。

 

【2022.7.17追記】

早朝、散歩をしていたら、あらっ!もうすぐ子ガモが見られますね。

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