葉っぱがかじられていると、近くに芋虫などの昆虫がいないか探す習慣ができてしまいました。丸くかじられた葉を見つけ、観察していると、、、
なんとハチが飛んできて、葉を切り始めました。数秒で丸くかじり、それをどこかに運んで行きます。そして、しばらくしたら、また戻って来て、葉を切っていきます。外国のどこかにハキリアリがいるのは聞いたことがありますが、、、
今度は、ハチの行き先を追っかけてみました。そうしたら、2メートルくらい離れた地面の穴に入っていきました。葉を切っては、この穴に運び込んでいます。もしかして、葉は食料で、穴の中に貯めているんだろうか。ハチがそんなことするかな?
帰って調べると、このハチは、ハキリバチの仲間で、子供を育てるための巣を作っていることが分かりました。切った葉は、壁となる巣材になるそうです。それも精巧に出来た筒状の。そこに幼虫のエサとなる花粉を詰めて、卵を産むそうです。へ〜こんなハチがいるんだ!
もう一つ見つけたハチの巣がこちら。トックリバチの仲間の巣です。陶芸としてみると、もう芸術の域です。蓋がしっかりと閉まっているので、すでに中にはエサの芋虫が詰まっていて、卵が産み付けられているはずです。
ハチの種数は、甲虫、チョウ・ガに続いて、3番目に多いそうです。まだ名前が付いていない未知の種を含めると、種数は30万を超え、1位、2位を争うことになるそうです。私たちは、ミツバチやスズメバチぐらいしか名前を知りませんが、調べれば調べるほど奥が深い昆虫かもしれません。
【2023.8.5追記】
ハキリアリが切り取ったと思われる葉を他にも見つけました。綺麗に丸くかじられています。