星のかけら ブログ

環境、自然、生態系、エネルギーについて思いつくままに。たまには趣味の話もしようかな・・

忍者が履いた水蜘蛛?〜スジブトハシリグモ

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忍者が履いて水の上を歩いたといわれている道具に「水蜘蛛」というものがあります。アメンボのように水の上を歩くのですが、道具の名前にはクモと付いています。水の上を歩くクモがいるのかなと思っていたら、出会ってしまいました。スジブトハシリグモです。小川の石に上にいたので、棒でつついてみたら、水の上を歩くと言うよりすごいスピードで走って逃げました(下の動画を見てください)。忍者の水蜘蛛はこのクモを見た人が考えついたのではと思いました。

youtu.be

ネットを見ると、ハリシグモは潜水もするようです。でも今回は潜水まではしてくれませんでした。こんなに水が好きなクモがいるなんてビックリ。

ja.wikipedia.org

これは?何?〜トリノフンダマシ

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葛の葉を裏返すと、全く何か分からない昆虫のようなものがいました。調べるとトリノフンダマシという名前のクモでした。名前の通り鳥の糞に擬態しているようです。クモでも擬態しないと、鳥などに食べられてしまうのでしょうね。でも、このクモ、葉を動かしているのにじっとして、巣も張らず、餌を採るようすもありません。生きているのか心配になります。調べると夜行性で夜になると網を張って動き出すようです。それも見てみたいです。

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じっとしているトリノフンダマシ(画面の左端)の側に、これもまた何か分からない丸いものがぶら下がっていました。調べると、これはトリノフンダマシの卵嚢でした。卵嚢というとカマキリのが有名ですが、クモでも作るんですね。

意外なところから外来種が侵入〜ムネアカハラビロカマキリ

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大きなカマキリがこちらをにらんでいました。ハラビロカマキリです。でも、要注意!これは外来種のムネアカハラビロカマキリでした。大陸にいるハラビロカマキリで、本来日本にはいませんでした。でも、2000年ごろに初めて確認されてから、今では全国で見つかっています。ここ岐阜県土岐市にもいたことになります。

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ムネアカの名の通り、胸が赤と言うよりピンク色をしています。

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腕のところにある白い(黄色い)突起が、在来のハラビロカマキリは大きいのが3~4個なのに対し、ムネアカハラビロカマキリは小さいのが沢山あります。

 

そんなに飛べないカマキリが大陸からどうやって渡ってきたかというと、中国から輸入された竹箒に卵の鞘が付いていて、それを公園などの清掃に使ったため、全国に広がったようです。

www.jstage.jst.go.jp

空港などの検疫は結構厳しいように思いますが、竹箒の検疫は緩かったのでしょうか。兎も角、ムネアカハラビロカマキリは在来のハラビロカマキリより大きく、力関係や交雑で、在来種が減ってしまわないか心配です。

えっ!蛾?〜キンモンガ

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昨日、とても綺麗な蝶を見つけました。黒地に黄色の斑紋は、まるでギフチョウのよう。翅の縁の白い帯も光沢があってお洒落です。図鑑で名前を調べると、キンモンガ。ガ?ガ?蛾?蛾の仲間でした。それもアゲハモドキガ科というなんとも微妙な科名。蛾と蝶の違いなんて適当なんだと思いました。

 

図鑑には、「いっぱんに成虫が昼間に活動し、美しいはねをもつものを「チョウ」、夜に活動し、地味なはねのものを「ガ」とよんでいます」(小学館の図鑑NEOイモムシとケムシ)だったら昼間に活動していた美しい翅を持つこのキンモンガは蝶ですよね?図鑑には続きがあって、「どれも例外が多く、結局は。「チョウとガに生物的なちがいはない」ということで落ち着いています」とのこと。なるほど。ちなみに外国ではチョウとガを区別して呼ばない国も多いようです。

 

まだまだ暑いですが、季節の移ろいを感じる赤トンボ〜マユタテアカネ、リスアカネ

沢山いたハグロトンボの数が減り、赤とんぼ(アカネ属)が姿を現すようになりました。まだまだ暑いですが、季節の移ろいを感じます。昨日の散歩では、マユタテアカネとリスアカネに会いました。若いオスで、体はまだ橙色ですが、これから秋にかけて赤くなっていくでしょう。

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マユタテアカネ(目の下に眉というより髭のような黒い班があります)

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リスアカネ(翅の先が褐色です)

 

小さいけど鮮やかな色をした昆虫〜アシグロツユムシ、ヤマイモハムシ

1センチにも満たない小さな昆虫は目を凝らさないと見つけられないものですが、まれに宝石のように光って見える昆虫がいます。普通であれば、周りの色に合わせたり、擬態をしたりして、捕食されないようにすると思うのですが、どうして目立つ色をしているのか不思議に思います。

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アシグロツユムシの幼虫です。黒、白、オレンジ、緑の縞模様がとても綺麗です。特に緑の部分が蛍光色に見えて、肉眼だととても鮮やかです。

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 こちらはヤマイモハムシ。赤茶色の頭・胸とメタリックな藍色の上翅のコントラストが綺麗です。緑の葉の上にいると、すぐに目に付きます。

キッコロみたいな昆虫〜ヒメクロイラガ

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頭の上に箒のような飾りが付いた昆虫がいました。どことなく愛・地球博のキャラクターのキッコロに似ていませんか。さて、この昆虫、何の仲間か分かりますか。私も全く見当がつかなかったので、専門家に聞いてみました。そしたら、蛾の仲間のヒメクロイラガということが分かりました。箒のような飾りは触角ではありません。下唇髭(かしんしゅ)というものらしいです。なぜそんなものが付いているのか、調べても分かりませんでした。どう考えても邪魔でしょう。昆虫の世界はまだまだ奥が深そうです。