昨日の観察散歩でも、これは紹介せねばと思う擬態する昆虫をいくつか見つけました。前回は、身体の形を他のものに似せている典型的な擬態でしたが、今回は、保護色を使って景色にとけ込んでしまうような隠れる系の擬態です。
まず下の写真ですが、蝶が写っているのが分かりますか。2頭いますよ。言われないと分かりませんよね。クロコノマチョウの雌雄です。茶色いのが雌で、黒っぽいのがオスです。落ち葉の中にとけ込んでしまっています。
次はサトクダマキモドキ。こちらも最初全く気が付きませんでした。翅が、止まっている植物の葉とそっくりだったのです。これもきっと擬態していると思います。
最後は、コカマキリ。カマキリだから隠れなくてもよいと思うのですが、コカマキリだけは、見つけるとすごい勢いで逃げます。他のカマキリに捕食されているのを見たことがあるので、結構弱い立場なのだと思います。芝生に入り込むと小枝そっくりです。
弱い立場の生き物は、隠れることで捕食から逃れています。そうなると、必然的に住んでいるところの何かに似てくるのでしょうね。