久しぶりに鳥さんの紹介です。昨日の観察散歩では、気温が下がったせいか、虫の数がガクッと減りました。もう葉の裏でじっとしているのだと思います。でも代わりに、可愛い鳥たちが姿を見せてくれました。名前が確認できたのは、ヤマガラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ウグイス、ホオジロ、キセキレイ、オオタカの7種でした。
エゴノキの実が熟したのか、数羽のヤマガラが集まっていました。まず柄の部分を嘴でくわえて枝から取り、それから柄の部分を実から器用に外します。次に、外側の緑色の果皮にはエゴサポニンという有毒物質があるので、これを器用に剥いて捨てます。
実から果皮を取り除いたら、中の種子を両足に挟んで、嘴で何回も突きます。種子の殻はかなり硬そうです。
下は種子を突いているところの動画です。
種子の殻が割れたら、中から白い柔らかそうなもの(専門的には胚乳というのかな)を取り出して食べました。下の写真で、嘴の先に挟んでいる白いものです。こんな小さなものを食べるために、すごい時間と労力をかけたと思うのですが、それほどおいしいののでしょうか。それにしても、毒のある実のさらに種の中身がおいしいことを、どうやって見つけたのでしょうね。ちなみにいくら観察しても、エゴノキの実を食べているのはヤマガラだけです。これもちょっと不思議です。