いつもの散歩道で、ヤマガラ、エナガ、シジュウカラ、コゲラの混群に出会いました。冬になると、この鳥たちは一緒にいることが多くなります。でも食べるものは全く違うんですよね。
ヤマガラは大好物のエゴノキの実を拾っていました。この後、この実を木の上に運んで、固い殻を剥ぐために、一生懸命、嘴で突いていました。コン、コン、コンとまるでキツツキがいるような音が周りに響きます。また、皮を剥かずに、木の幹に開いた隙間に実を隠す、貯食行動も見られました。エゴノキの実はエグいと聞いたことがあるのですが、ヤマガラにとってはご馳走なのですね。ヤマガラしか食べないような気もしますが。
一方、エナガのご馳走は、芋虫!!下の写真は、ヤマガラと一緒にいたエナガですが、立派な尺取り虫(シャクガの幼虫)を捕まえていました。エナガは、長い芋虫でも一気に丸呑みしていきます。ヤマガラは木の実を器用に脚に挟んで食べますが、エナガは餌を食べるときに脚を使わないようです。可愛い顔をしていますが、なかなかの大食漢です。
鳥の嘴の形が食べものによって変わるということをダーウィンが見つけましたが、ヤマガラの尖った嘴とエナガの短い嘴も、食べものの違いによってこの形になったことが、餌を食べているところをみるとよく分かります。