星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。

和製ホップが大好き〜シジュウカラ、ヤマガラ

今日の鳥見散歩で、ヤマガラとシジュウカラが同じ植物の実を一生懸命食べているのを見かけました。その植物は、雑草として荒地に繁茂しているカナムグラでした。百人一首に「八重葎(やえむぐら) 茂れる宿の 寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり」という有名な歌がありますが、この八重葎が実はカナムグラではないかという説があります。つまり古くから雑草として生えていた植物です。

下の2枚の写真では、シジュウカラとヤマガラがカナムグラの茂みの中にいます。人の手のひらのように5裂した葉が見えますが、これがカナムグラの葉です。ここで、シジュウカラもヤマガラもカナムグラの実を食べていました。カナムグラはツル性植物なので、鳥は止まることができません。ですから、下から実に飛びついて、嘴でくわえたまま自分の体重でもぎ取っていました。

カナムグラの実は、下の写真に写っているように、ビールに苦みを加えるホップにそっくり。それもそのはず、ホップ(別名セイヨウカラハナソウ)と近縁の仲間です。ですが、カナムグラの実には苦みはないそうです。

カナムグラの茎には、鋭い棘があって、素手で触ることはできません。鳥たちは、カナムグラの茂みの中に入って、捕食者から身を守っているような気もします。