ヤンマ科に属するトンボというと、実はギンヤンマしか見たことがありませんでした(名前にヤンマが付くという意味では、オニヤンマ、コオニヤンマ、ムカシヤンマがいますが、これらは別の科)。
そして今日、ついに2種目に出会いました。コシボソヤンマです。名前の通り腰(実際は腹部第3節らしい)が細くなっています。これは覚えやすい名前です。色は黒と黄と言うより、黒い部分はどちらかというと褐色に近いです(木の枝に近い)。エゴノキの枝にじっとぶら下がっていました。たまたま目に付きましたが、言われないとどこにいるのか分かりません。
図鑑には、早朝と夕暮れに飛び回り、日中はこのこのようにじっとしているそうです。普段見つけられないはずです。
横から見ると、腰が細いのはあまり分かりません。
遺伝子解析によると、ヤンマ科は、不均翅亜目(翅を開いて止まる普通のトンボ)で最も祖先的な(古い)系統だそうです。なんと2億年前に現れたそうです。