いつもの週末散歩で、ちょっと変わった飾りを付けた虫たちに出会いました。
最初は、シロテンクロマイコガです。1センチもない小さな蛾です。白黒縞々の毛が生えた棒状のものが左右に飛び出しています。最初は翅が変形したものかなと思ったのですが、ラジオ体操のようにグルグル回し始めました。とりあえず写真に撮り、家で調べたら、なんとこれは後脚でした。どうみても脚の役割は果たしていないのですが。結局、どうしてこんな脚を持っているのかは分かりませんでした。
よく見ると、綺麗な色をしています。おまけに目が赤い。
2番目は、アミガサハゴロモの幼虫です。下の写真がそうですが、どう見ても虫には見えません。植物の綿毛が落ちているだけのようです。
ところが、これを優しく突いて見ると、綿毛の下から虫が現れました。さっきの綿毛をお尻に付けて、クジャクの羽のように広げています。これにはビックリ!この綿毛は、お尻から分泌したロウ物質らしいです。おそらく外敵から隠れるためにこんな工夫をしていると思うのですが、ササの葉の上にいると、逆に目立っているように思いました。
最後は、グンバイトンボ。中脚と後脚に白い板状の飾りを合計4枚付けています。これを行司が持っている軍配に見立てて名前を付けたのでしょう。この軍配はオスにしか付いていないので、メスの気を引くために付いているのでしょう。でもこのトンボだけにこんな飾りが付いているのは不思議です。