前回に引き続き再び鳥に見つめられました。今度はエナガです。
2羽のカップルが、巣作りの準備なのか何かを探しているようでした。一生懸命でこちらのことに気が付かなかったのでしょう。2メートルくらいの距離に近付いてきました。やっぱり小鳥は小首をかしげた姿が可愛いですね。
エナガは冬の間、他のカラ類も含めた群れで暮らしていますが、繁殖期になると、2羽が一緒にいるのを見るようになります。そして巣作りのため、他の鳥の羽を集めています。エナガは、巣の中に沢山の羽を敷いて暖かくするのです。上の写真は、集めた羽を口いっぱいにくわえているところです。小さな口でこんなに沢山の羽をくわえられることにビックリしました。
話はここで終わりません。エナガが羽を集めている場所に近付いてみました。そこには大抵オオタカに襲われた鳥の羽が固まって落ちているからです。ですが、上から羽が落ちてくるではないですか。上を見上げて双眼鏡で覗くと、高さ5メートルくらいの木の枝に鳥の羽のかたまりが見えます。なにこれ!?家に帰って写真を拡大してみると、誰か(多分、カラス?)に壊されたエナガの巣だと分かりました。なんと、折角作った巣を壊されたエナガが、前の巣に使った羽を再利用して別の場所に新しい巣を作っているのです。たくましいですね。新しい巣では子ども達が無事巣立ってほしいです。