夏休みも終わり、子供たちの自由研究の作品展が始まりました。私が住んでいるの市の作品展のリストを見てみると、小学生2年生の「ナミアゲハのサナギの色のふしぎ~どんなりゆうでサナギの色がちがうのかしらべてみた」というのがあったり、すごいところに目を付けるなと思いました。
私も自由研究の定番と思われるセミの抜け殻集めをしてみました。やって気が付いたのは、発生時期が違うので、夏の初めからちゃんと集めておかないと、種類が限定されます。夏休みの終わり頃におもむろに始めると、ミンミンゼミとツクツクボウシしか集まらないことになってしまいます。
下の写真は、大きさ順に並べたセミの抜け殻です。大きなグループ(アブラゼミとミンミンゼミ)と小さなグループ(ヒグラシ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ)に分かれますね。小さなグループは色と形で区別ができるのですが、アブラゼミとミンミンゼミの違いは、色や形では分かりませんでした。大きさもほとんど一緒です。
調べたところによると、顔と触角を見ると分かるそうです。
まず下の写真の上側がミンミンゼミ、下側がアブラゼミです。
違いが分かりましたでしょうか?まず、顔の先の鼻のようなところですが、アブラゼミにはヒゲのような黒い部分がありますが、ミンミンゼミにはありません。次に触角を見ます。明らかにアブラゼミの方が毛が多いです。そして触角の節を付け根から数えていき、3番目の節の長さを2番目と比べます。あまり変わらないのがミンミンゼミで、3番目が長いのがアブラゼミです。なかなか微妙な違いです。
すべてネットで調べた情報ですが、やはり一目瞭然とはいかないようです。慣れると分かるのかもしれませんが。