ダイサギには、オオダイザギとチュウダイサギの2つの亜種がいて、オオダイサギが冬鳥で、チュウダイサギが夏鳥なので、知らない間に入れ替わってしまいます。ところが、昨年の秋に、ダイサギの群れを見て、2つの亜種が混ざっていることに気付きました(下のリンクの記事)。見分け方は、大きさの他に、足の上部(脛)の色が白っぽいか、黒いかを見ます。
そして今回、春にも、2つの亜種が一緒にいるところに出会いました。下の写真のように、大きさが違うのと、脛が、左は黒いのに対して、右は白っぽいのが分かります。だから、左がチュウダイサギ、右がオオダイサギだと思います。
そしてもう一つ違いが出ていました。左のチュウダイサギは、嘴が黒、目先が緑青色になっています。婚姻色ですね。飾りバネも出ています。ですが、右のオオダイサギのほうは、嘴が黄色のままで婚姻色が出ていません。理由はよく分かりませんが、確かに亜種として分類されるわけです。
そして、知らない間に入れ替わってしまうようです。
(2023.4.29撮影)