星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

セイタカアワダチソウに集まる蜂たち〜ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ

花が少なくなってきたこの時期、セイタカアワダチソウの花に、たくさんの蜜蜂やハナアブが集まっていました。その蜜蜂をよく観察すると、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類がいました。全体的に黒っぽいのがニホンミツバチで、オレンジ色なのがセイ…

冬の到来〜今季初のジョウビタキ

今日はお休みだったので、少し遅めの朝散歩に行って来ました。いつもは出勤前の日の出前後なので、鳥を見つけても、暗くて、見せられるような写真は撮れません。今日は鳥さん達のまあまあな写真が撮れました。 まず、今季初めてのジョウビタキに会いました。…

うららかなうらら〜東山動植物園の仔ゾウ

先日、名古屋市の東山動植物園に、6月に生まれたアジアゾウの赤ちゃんに会いに行って来ました。お母さんのアヌラ、お姉さんのさくらと一緒に、三頭が仲良くしているのを見て、心和みました。そして、この仔の名前が先日決まりました。「うらら」です。お父…

じっくりとアオゲラを見られました

実家に帰省中、結構近くでアオゲラに会えました。キツツキというと、いつもコゲラばかりみているので、アオゲラはドーンと大きく見えました。羽の緑色も綺麗ですが、頬と後頭部の赤い部分がとても印象的です。頬が赤いのはオスだそうです。趾(足の指)が、…

グルメな鳥たち〜ヤマガラ、エナガ

いつもの散歩道で、ヤマガラ、エナガ、シジュウカラ、コゲラの混群に出会いました。冬になると、この鳥たちは一緒にいることが多くなります。でも食べるものは全く違うんですよね。 ヤマガラは大好物のエゴノキの実を拾っていました。この後、この実を木の上…

カルガモの羽が白かった

毎朝、川にいるカルガモを観察していたのに、今日まで知らないことがありました。今朝、カルガモが脇の下、つまり羽の下側(下雨覆というらしい)を見せてくれたのですが、羽の色が白くてフワフワしていたのです。例えると、茶色のジャケットの下に白い暖か…

冬の常連さん登場〜シメ

秋が深まってくると、見られる鳥の種類が増えてくるので、散歩の楽しみが増えてきます。今朝は、久しぶりにシメに会いました。木の実を一生懸命ついばんでいました。シメもこの辺りでは冬にしかみられません。嘴がいつもの肌色ではなく、黒っぽく見えて、最…

羽を震わせてどうしたの?〜大人になったオスのモズ

モズが羽を震わせるのは、幼鳥が親鳥に餌をねだるときか、メスが求愛するときのどちらかと思っていたのですが、今朝、成鳥のオスが羽を震わせて囀っているところに出会いました。サングラス模様があるので、確かに成鳥のオスですよね。(下の動画もどうぞご…

モズとイソヒヨドリのにらみ合い

モズの高鳴きで目覚めるのが日課のようになってきたのですが、今朝はモズとイソヒヨドリの囀りが共鳴して聞こえてきました。何だと思ってベランダに出ると、モズとイソヒヨドリがにらみ合っていました。どちらも気が強い鳥同士なので、何が起こるのだろうと…

上には上が〜ハンミョウとオオカマキリ

ハンミョウの体はとても美しくて、見ていて惚れ惚れとしますが、顔を見てしまうとギョッとします。大きなアゴと目がとても怖いからです。もちろん肉食昆虫で、他の虫を捕まえて食べるそうです。動きはとても俊敏で近寄るとすぐに飛んで逃げます。でも遠くま…

激流を渡るカルガモ

昨日は台風の影響で警報が出るくらいの大雨でした。今朝になって雨が止んだので、いつもの散歩に出かけました。川は増水し、濁流となっていました。なのに、カルガモが川を横切ろうとしています。あぶないじゃないですか。 渦を巻いているところも、流されず…

秋の渡りの始まり〜コムクドリ

台風一過の朝の散歩で、これまで見たことのない鳥に会いました。コムクドリです。東日本の方には馴染みの鳥かもしれませんが、ここ岐阜県では普段見ることがありません。最初、白いムクドリがいると思ったぐらいです。大きな声でさえずっていたのですが、声…

栄養補給その2〜キタキチョウ

以前に鳥の糞に止まるルリシジミを紹介しましたが、今度は、コンクリート吹き付けの崖面に集まるキタキチョウに出会いました。そこには水がじわっと染み出ています。どんな成分かは分かりませんが、コンクリートから蝶が好む栄養素が溶け出しているのでしょ…

キョエちゃんに似てる?〜アカハネナガウンカ

今日の散歩で、とても変わった昆虫に出会いました。アカハネナガウンカです。綺麗な橙色の5ミリほどの体に異様に長い翅が付いています。写真でよく見ると、カラスのように口が尖っていて、涙型の白い目には小さな黒目があり、とても愛嬌のある顔をしています…

秋の気配〜モズの高鳴き

今朝、モズが高い桜のてっぺんで、キキキキと甲高い声で鳴いていました。モズの高鳴きが始まったんだなと、ふと秋の気配を感じました。まだ30度を超える暑い日が続きますが、これから少しずつ涼しくなるのでしょう。 この辺りはモズが結構いて、春と秋はモズ…

芋虫って意外にお茶目〜キイロスズメ

芋虫や蛾が嫌いな人には大変申し訳ありません。でも、今回紹介するキイロスズメの幼虫はとても可愛いです。とても大きな芋虫ですが、体に似合わず小さな顔をしていて、そこに黄色い小さな脚を近づけて警戒のポーズをします。怒られた子供みたいでとてもお茶…

季節の変わり目?〜ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ

いつも歩いている散歩道(私にとっての自然観察フィールド)に、急にセセリチョウが姿を現しました。それも申し合わせたように、いくつかの種類が一斉に。なにか季節の変わり目みたいなものがあるのでしょうか。 ↓ダイミョウセセリ。縁の模様が白色ではなく…

名前に人名の付いた昆虫とクモ〜エサキモンキツノカメムシ、カトウツケオグモ

昆虫の名前というと、姿形の特徴や色が由来となって付けられていることがほとんどですが、たまに人名が付いていることがあります。最近そんな昆虫とクモを見つけたので、紹介します。 まず、エサキモンキツノカメムシ。家のベランダにやってきました。背中の…

トンボじゃないよ〜ツノトンボ、ヘビトンボ

見た目はトンボ、でも蝶のような触角がある、そんな昆虫に会いました。なんだこれ?っと思いましたが、世の中便利なもので「トンボ、触角」でネット検索するとすぐに分かってしまいました。アミメカゲロウ目のツノトンボという昆虫でした。ウスバカゲロウに…

緑色と黄色〜マルウンカ、キボシマルウンカ

下の写真の昆虫、テントウムシにそっくりな姿をしてますが、全く違うカメムシ目に属するマルウンカの仲間です。上がそのままマルウンカ、下がキボシマルウンカです。同じ日に同じ場所で見ました。どちらも形は似ていますが、紋の色が違います。マルウンカは…

何があったの?〜カルガモ親子

8月13日に初めて出会った、子供4羽を連れたカルガモ親子を、朝散歩の途中に観察していました。すると、少しづつ数を減らして、今日8月22日、ついに子供が1羽になってしまいました。それも昨日まで3羽いたのに! 何があったのでしょう?子供たちが順番に巣…

近くにカワセミが飛んできた!

今朝の散歩でとても嬉しいことがありました。毎朝、土岐川の河川敷を散歩して、ツバメやカルガモに会ったら、コンデジで写真を撮っています。そしたら今朝、チーチーチーという声がして、近くの柳の木にカワセミが止まりました。緊張しながらカメラを取り出…

カルガモ親子の朝食

早朝の散歩でよく見かけるのが、カルガモ親子の採餌風景。でも早朝だけで、昼間に親子を見かけることはありません。調べると、カモが活動するのは夜、つまり夜行性らしいです。昼間はタカなどの天敵に見つかりやすいのでしょう。朝も危ないんじゃないかと心…

鳥の糞に擬態する昆虫たち〜モンクロシャチホコ、オジロアシナガゾウムシ、トリノフンダマシ

今日は最近見た鳥の糞に擬態する昆虫を紹介します。どれも白い部分と黒い(茶色い)部分が絶妙に混ざっていて、上手く鳥の糞に似せています。 まずは、モンクロシャチホコ。そもそもこれは蛾には見えません。下のモフモフが頭で、上側の翅は丸く折りたたまれ…

半分巣立ち〜ツバメ

昨日まで巣の中にいたツバメの雛が、今朝巣立ちました。でも巣の近くに座ったままです。まだ飛べないのかな。 まだ脚の力が弱いのか、お腹で座っている感じ。なんか置物みたい。 親(お父さんかな)が心配そうに見ています。 近くの電線にツバメの群れがいま…

構造色かな?〜ヨツスジヒメシンクイ

生きものには、光を反射して青色や緑色に輝くものがいます。カワセミの青色や、タマムシの緑色などです。こういった輝きは、色素を持っているわけではなくて、表面の微細な構造が特定の光を反射しています(これを構造色と呼びます)。さて、この構造色です…

綿毛をまとった虫たち〜ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ、エノキワタアブラムシ

昆虫には、ロウ物質を毛のように出して、体を隠すものがあります。ロウ物質で身を隠しているようですが、どうもその効果が疑問です。青い葉の上で白い綿毛のようなものがあれば、結構目立つからです。これから最近見かけたロウ物質の綿毛をまとった昆虫を何…

巣立ち間近のツバメの雛

朝のご近所散歩でツバメの巣を観察していたのですが、今朝、雛がいまにも巣立ちしそうになっていました。羽も尾もまだ伸びきっていません。巣の縁に立って、羽をパタパタさせていました。 巣立つところまで見たかったのですが、人様の家の前でいつまでも待っ…

奇怪な姿形の蛾たち〜オオエグリシャチホコ、ヒメクロイラガ、シャチホコガ

蛾の仲間は、蝶の20倍ぐらいいて、チョウ目(鱗翅目)のほとんどを占めます。日本には5000種近くいると言われています。なので、全てを見ることは到底できません。図鑑にも一部しか載っていません(蝶はほとんど載っているのに)。 それだけ種類がいるので、…

栄養補給〜ルリシジミ

舗装された道に、ルリシジミがじっと止まっていました。写真を写そうと近付いても逃げません。最大限近付いて写真を撮り、よく見ると、鳥の糞(上)やミミズの死骸(下)に口を伸ばしています。一瞬ギョッとしますが、一番下のサイトリンクにもあるように、…