昨日の観察散歩でも、これは紹介せねばと思う擬態する昆虫をいくつか見つけました。前回は、身体の形を他のものに似せている典型的な擬態でしたが、今回は、保護色を使って景色にとけ込んでしまうような隠れる系の擬態です。 まず下の写真ですが、蝶が写って…
もうそろそろ昆虫のシーズンも終わりですね。これからは、葉っぱが落ちて、鳥見のシーズンがやって来ます。 さて、これまでも何度か昆虫(クモを含む)の擬態を紹介してきましたが、今シーズンも、すごい擬態を見つけました。それらをまとめて紹介しようと思…
私の週末ごとの観察路には、ツル性植物であるカナムグラがたくさん生えています。以前にも紹介しましたが、カナムグラの実は鳥たちの大好物なので、野鳥観察の必須アイテムです。 今、そのカナムグラに花が咲いていて、セイヨウミツバチが集まっていました。…
昆虫の世界でも、外来種が、身近に普通に生息していることに気が付きました。そこで最近見た外来種の昆虫を集めてみました。 最初はラミーカミキリ。瑠璃色をしていたので、ルリボシカミキリかと思ったのですが、少し模様が違います。でもお洒落な模様ですよ…
週末の自然観察散歩で、道端の側溝に沢山のイラクサが生えているのを見かけました。何気なく見ていると、ある違和感を感じました。下の写真ですが、左のイラクサの葉と右のイラクサの葉が微妙に違います。左の方が緑色が濃い気がします。触ってみると、左の…
腹に黄色い筋があって、胸が赤い意外とカラフルなハチに出会いました。これなら図鑑で見つけられるだろうと思って調べると、キスジセアカカギバラバチだと分かりました。黄色い筋があるから「キスジ」、背中が赤いから「セアカ」、そして「カギバラ」は、腹…
ウラギンシジミという、シックな装いの蝶がいます。今日、その幼虫を見つけたので紹介します。ちょっと変わった行動をします。 ウラギンシジミは、名前の通り翅の裏側が銀色(白に近い)をしています。 翅を閉じて止まるので、表側の写真はほとんど撮れませ…
夏休みも終わり、子供たちの自由研究の作品展が始まりました。私が住んでいるの市の作品展のリストを見てみると、小学生2年生の「ナミアゲハのサナギの色のふしぎ~どんなりゆうでサナギの色がちがうのかしらべてみた」というのがあったり、すごいところに…
ここ岐阜県で、この時期にだけ見られる昆虫がいます。それは、毎年南からやって来るのですが、寒さで越冬できない昆虫たちです。どうしてそんな無謀なことをするのかは分かりませんが、将来地球が温暖化することを見越して、生息域を増やすためかもしれませ…
久しぶりに鳥の話題です。夏も終わりに近づくと、可愛い幼鳥が姿を見せてくれます。いつもの観察場所で見た2種類の幼鳥ですが、偶然の共通点があったので、紹介したいと思います。 8/26に見たササゴイの幼鳥です。羽に白い点々模様がある(成鳥にはない)の…
動物の中で最も種の数が多いのが昆虫です。昆虫の中では、甲虫(世界で37万種)、チョウ・ガ(13万7千種)、ハチ(13万種)の順に種数が多いとされています。ですがハチは、似たものが多くて、まだ分類が進んでいません。もしちゃんと分類できたら、ハチは動…
美しい昆虫は色々いますが、今回出会ったこの昆虫は、本当に端正な美しさを持っています。キスジホソマダラというマダラガの仲間です。体全体(触角も脚も)がメタリックブルーで、黒い翅に黄色い紋があります。美しいというと蝶ばかり思い浮かびますが、美…
いつもの観察場所を歩いていると、ちょっと薄暗い林で、じっとしているジャノメチョウの仲間をよく見かけます。全体的に地味な色をしているのですが、蛇の目模様(眼状紋)があるので、逆に目を引いてしまいます。この蛇の目模様ですが、天敵の鳥などを驚か…
今日も自然観察散歩に行ってきました。暑かったです。 でもすごいものを見ました。ハラビロカマキリ(実はムネアカハラビロカマキリ)の幼虫が、アブラゼミを襲ったのです。セミは、逃げようとして翅をばたつかせますが、カマキリは、飛べないようにしようと…
7月になると、いつもの観察スポットでもセミが鳴き始めました。また道端のササの葉には抜け殻が付いていました。抜け殻もよく見ると、大きさや外見でセミの種類が分かることに気付きました。 まず、ヒグラシです。小さめの抜け殻で、外見はツクツクボウシに…
今日出会ったバッタの仲間、立派な産卵管を持ち、透き通るよな緑色をしていました。どう見てもキリギリスの仲間と思い、帰ってから「キリギリス 種類」で検索してみました。ですが、なかなか一致する写真が見つかりません。そもそも産卵管が上に反り返ってい…
ある場所で、虫の観察を始めてから3年目の夏を迎えました。少しずつ名前を覚え、小さな虫にも気付くようになってきました。名前を調べるときに難しいのが、幼虫です。図鑑には主に成虫の写真が載っていて、幼虫はなかなか見つかりません。ネットで調べても、…
葉っぱがかじられていると、近くに芋虫などの昆虫がいないか探す習慣ができてしまいました。丸くかじられた葉を見つけ、観察していると、、、 なんとハチが飛んできて、葉を切り始めました。数秒で丸くかじり、それをどこかに運んで行きます。そして、しばら…
ハラビロカマキリの幼虫を見つけたら、近くの葉の先にアブが止まりました。その距離、15センチ。アブはじっと止まったままで、カマキリの存在には気付いていないようです。どうなるかと見ていたら、カマキリがゆっくりとアブに向かって移動を始めました。そ…
昨日の週末散歩で、ちょっと変わった芋虫を見つけました。ぜひ紹介したいのですが、芋虫が嫌いな方はごめんなさい。 さて、その芋虫にいく前に、ヒメウラナミジャノメ。名前に「蛇の目」とあるように、翅に目のような紋があります。専門的には「眼状紋」とい…
いつもの週末散歩で、ちょっと変わった飾りを付けた虫たちに出会いました。 最初は、シロテンクロマイコガです。1センチもない小さな蛾です。白黒縞々の毛が生えた棒状のものが左右に飛び出しています。最初は翅が変形したものかなと思ったのですが、ラジオ…
以前、ツバメ、シジュウカラ、チョウゲンボウ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラの巣立ちしたばかりの幼鳥を紹介しましたが、昨日と今日にかけて出会った新しいメンバーを紹介します。 最初はイワツバメです。自動車用の橋の下に巣作りしていたと思われるのですが…
葉の上で、5mmくらいの小さな虫がクルクル回っているのを見つけました。写真に撮って拡大すると、蛾のようです。それも銀色のスジが光っている綺麗な蛾です。ネットで調べると、ギンスジトガリホソガという名前でした。 (2023.6.23撮影) クルクル回っている…
以前、NHKの「ダーウィンが来た!」で、コスタリカの珍虫たちが紹介されていて、そこで、尾に自分の脱皮殻を何段にも繋げて、鎖のような造形を作っている幼虫が出てきました。自分の体の何倍もある盾を作って、前や後の攻撃者に向けるそうです。ビックリな生…
この時期、鳥の雛も大きくなって、巣立っていきます。でも、親からはまだ離れられないようで、みんな近くに親がいました。 最初はツバメの幼鳥です。飛ぶ練習をしている途中で、くたびれたのか枝に止まってしまいました。そして、大きな口を開けて、親からエ…
鳥を観察するために、川岸を歩いていると、河原に5羽くらいのアゲハが集まっているのを見つけました。不思議な風景だったので、近寄って見ると。。 白い糞(サギの糞かな)に口吻を伸ばしていました。以前にも、ウラギンシジミやルリシジミが、鳥の糞を吸っ…
今日、少し変わったテントウムシを見つけました。下の写真はナミテントウです。ナナホシテントウのように見えますが、斑紋の数が七より多いですよね。ナミテントウは、斑紋の数、色、形が多様で、なんと200以上の模様パターンがあるそうです(一番下のリンク…
朝の散歩で、コチドリの雛に会いました。コチドリの雛に会うのは、これが初めてなので、とても嬉しかったです。そして、お昼にもう一度観察に行きました。 下の写真には、2羽の雛が写っていますが、右の雛は孵化して時間が経っていないのか、まだ脚がしっか…
昨日、自転車で帰宅していると、エナガの声がするので、急ブレーキ。じっと待っていると、目の前にエナガの幼鳥が現れました。もう独り立ちしているようです。幼鳥のアイリングが赤いのもはっきり分かりました(成鳥は黄色)。 その幼鳥が見つけたのは、大き…
昨日の週末散歩では、たくさんの昆虫を見ることができました。中でも、自分の姿を色々なもので隠した(かくれんぼする)昆虫が多かったので、紹介します。 まずは、川の浅瀬に沈んでいた落ち葉に着いていた、長さ1センチくらいの四角い筒。この中にカクツツ…