星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

目の周りの黄色いリングがチャームポイント〜コチドリ

近所にコチドリが沢山いる川があります。「コ」が付くだけあって日本で最小のチドリです。ちょこちょこと歩く姿はとても可愛いです。今日はたまたま、コチドリのオス、メス、幼鳥をみんなカメラに収めることができました。 コチドリのオス。目の周りの黄色い…

強気なササゴイ

夕方、近所の川でササゴイを見かけました。近くにはカラスもいます。この時は何もなかったのですが・・ いきなりササゴイがこんなポーズを!自分を大きく見せているのか!? すると近くのカラスが怒り始めました。ササゴイと喧嘩を始めました。ササゴイは冠…

アリに擬態するクモの気持ち〜アリグモ

網戸の内側にアリがいたので、外に逃がしてあげようと、ティッシュでつかんで外に離そうとすると、なんと糸にぶら下がって出てきました。アリが糸?よくよく見ると、脚が八本でした。ということはクモ?!これはアリに擬態したクモ、その名もアリグモでした…

名前にツバメが付いた蛾たち〜ウスキツバメエダシャク、ギンツバメ

どういった訳か、名前にツバメが付いた蝶や蛾がいます。今週そんな蛾を見かけたので写真をアップします。どちらも蛾といっても蝶にはない美しさを持っています。蝶は派手な色や模様のものが多いですが、蛾の場合はどちらかというと和風で、落ち着きがありま…

食事の後のお昼寝〜カルガモの親子

近所の川でカルガモが子育てしています。毎日様子を見に行きますが、雛が見られるときと、見られないときがあります。普段はどうしているのかと不思議に思っていると、今日は餌を採っている風景をゆっくりと見ることが出来ました。そして食事の後の行動が意…

大きくなっても甘えんぼ〜エナガ

エナガの親子に出会いました。巣立ってからどのくらい経ったのか分かりませんが、どう見ても子供(写真の下側)の方が大きく見えます。子供のときは羽がフワッと膨らんでいるので、大きく見えるのでしょうね。こんなに大きくなっても、子供は親の後を追って…

家の中で羽化してしまいました〜モンシロチョウ

ゴールデンウィークに実家に帰省した際に畑で収穫したカブラやジャガイモなどの野菜をもらってきて、プラスチックのコンテナにいれて玄関で保管していました。先日、そのコンテナの外側に蝶の蛹が付いていたのでビックリ!野菜についてきた芋虫が這い上がっ…

テントウムシの産卵〜カメノコテントウ

今日、オニグルミの葉の裏でカメノコテントウの産卵に出会いました。普段はせわしなく歩き回っているカメノコテントウが、この時はカメラを向けてもじっと動かないので、不思議に思いました。すると卵を産み始めました。たった10分くらいのことですが、貴重…

身近な鳥の雛たち〜スズメ、カルガモ

もう5月も終わりに近づいてきました。鳥たちの子育ても終盤。雛たちが巣立ちし、外に出てくるようになりました。今日散歩していたら、偶然同じ場所で2種類の雛に出会いました。 まずはスズメ。まだ産毛が残っているのか、モフモフで可愛かったです。近くで…

旅の途中〜キアシシギ

私の住む岐阜県東濃地方は、海から50キロ以上離れた内陸部です。そんなところで干潟で見られるシギを見かけました。キアシシギです。名前の通り脚が黃色でした。キアシシギは旅鳥で、本州では春と秋の渡りの途中で、干潟などで見られるそうです。こんな海か…

平清盛に似ている?〜ジョウカイボン

ジョウカイボンという昆虫に出会いました。カミキリムシに似ていますが、分類上はホタルに近いそうです。この昆虫の面白いところは、その名前です。昆虫の名前というと、その色、形を表す言葉が頭についていることが多いです。例えば、「ハラビロカマキリ」…

白いドレスをまとった芋虫〜クルミマルハバチの幼虫

オニグルミの葉っぱの裏に、白い毛糸のようなものが付いていました。あれ?動く! 枝を歩いているのがいたので、横から観察したら、イモムシでした。そこで、小学館の図鑑NEO「イモムシとケムシ」で調べたのですが、見つかりません。ネットで検索してやっと…

新世代のスズメの巣

スズメといえば、瓦屋根の隙間に巣を作ると聞いていました。でも、最近の家にはそんな隙間が見当たりません。どこに巣を作っているのでしょうか。そんな疑問に答えるかのように、ちょっと変わったところでスズメの巣を見つけました。 電柱の高いところに虫を…

おせながプックリ、キビタキ

電線で一生懸命さえずっているキビタキに会いました。電線に止まっているのも違和感があったのですが、背中がぷっくり膨らんでいたのでビックリしました。こんな姿を見たのは初めてです。下のサイトによると、さえずっているときには、黄色い腰を目立たせる…

シックでお洒落な蛾たち〜ウスムラサキノメイガ、ホソオビシロヒゲナガ

公園の散歩をしていて、葉の裏に小さな蛾がいるのを見つけました。ウスムラサキノメイガです。写真に撮って拡大すると、とても複雑で綺麗な色をしていました。翅の頭の方は黃色と白のまだら模様、中央部は茶色かと思いきや紫色に見える部分があります。これ…

他人のそら似?〜ベニボタル、アカハネムシ

上の二つの写真に写った昆虫、色や形がそっくりですが、全く違う種類ということが分かりました。胸の形が少し違うので間違いないです。上がベニボタルで、下がアカハネムシ(の仲間)と思います。 この二つの昆虫について面白い記事がありました。『アカハネ…

モズの食卓〜はやにえのできるわけ?

モズが蛙の足を運んで、電線にやって来ました。 すると電線の股の部分に上手く蛙の足を引っかけました。何をするんだろう。 あっ!食べ始めました。 一生懸命、肉を引きちぎっています。蛙の足は電線の尖った部分にしっかり引っかかっています。 下のサイト…

色々な白鷺の見分け方〜ダイサギ、チュウサギ、コサギ

白いサギを見ると、みんな白鷺(シラサギ)と呼んでしまいますが、よく見ると全く種類が違うことがあります。上の写真の2羽は、正確には左がコサギ、右がダイサギといいます。名前の通り、大きさが2倍近く違って見えます。決して親子というわけではありま…

背中に金色のエックス模様〜セモンジンガサハムシ

テントウムシくらいの小さな虫が葉の裏にいました。セモンジンガサハムシというハムシの仲間です。体全体がドーム(名前では陣笠)の形になっていて、周りがスケルトンです。頭の部分(左側)もスケルトンのカバーが覆っています。何からか分かりませんが、…

マイマイガの卵塊にマイマイ!?

林の木の幹に蛾の卵塊が付いていました。もう孵化した後のようです。 近付いてよく見てみると、カタツムリの幼体が少なくとも4匹隠れていました。 不思議に思い、専門家に聞いてみると、マイマイイガの卵塊にカタツムリの幼体が越冬のために潜り込んだので…

桜に蝶〜ルリタテハ、ギフチョウ

桜の花を吸密する生きものというと、メジロ、ヒヨドリ、スズメといった鳥が最初に思い出されます。蜜蜂が集まってくることもあります。ところが、蝶が吸密しているのを見たことがありませんでした。それが昨日のウォーキングで、満開の桜に蝶が吸密している…

カルガモの雌雄の見分け

この時期、カルガモのカップルをよく見かけるようになりました。カップルということは雄と雌のペアのはずですが、同じ配色なので、全く区別がつきません。それでもなんとか雌雄を見分けたいと思い、図鑑で調べました。カモハンドブック(叶内拓哉、文一総合…

カシラダカのさえずり

河川敷を散歩していると、ヒバリが元気よく鳴いていました。ところがそれに混じって、ヒバリに似た声ですがちょっとだけ低いさえずりが聞こえてきます。とても綺麗な声です。聞いたことない声だなと思い、声の方に近付くと、5羽くらいのカシラダカの群れが…

コゲラがフリーズ。と思ったら・・

ジー、ジーと鳴きながら木の幹を移動しているコゲラを観察していたら、突然ピタッと止まって動かなくなってしまいました。声も出しません。近寄っても逃げません。あれっ?どうしたの?不思議に思うこと数分間・・・ すると、突然オオタカが現れました。コゲ…

今年もツバメがやって来ました

今年初めてのツバメに会いました。チュペチュペチュペジーというツバメのさえずりを聞くと春が来たなと実感します。「ツバメのせかい(長谷川 克 著、緑書房)」によると、ツバメは気温や日の長さなど色々な要因を感じ取って(または予測しながら)、遠い南…

待ちに待った春〜テングチョウ・キタテハ

今日は最高気温が一気に20℃を越え、春の陽気になりました。すると、冬越しをしていた蝶たちが飛び始めました。今日出会ったのは、テングチョウ、キタテハとルリタテハの三種類。意外と知られていませんが、成虫で越冬する蝶は結構いるんですよね。ルリタテハ…

エナガが巣作りを開始

エナガのペアがいたので、持っていたコンデジで連写しました。すると、ちょうど木の枝からクモの巣を剥ぎ取る様子が写っていました。そうか!ちょうど今が巣作りの季節なんだ!エナガは、苔をクモの糸で接着して、フワフワとした袋状の巣を作ります。クモの…

好物はひっつき虫〜ベニマシコ

やっと赤いベニマシコに出会いました。この冬の鳥見散歩で、何度かベニマシコに出会っていたのですが、メスか、オスでも若鳥ばかりで、赤いオスの成鳥にはなかなか会えませんでした。この辺には来ていないのかなと思っていたら、突然目の前に現れたのです。…

おせなの色がお洒落なシジュウカラ

鳥の写真を撮っている人は、赤や青が目立つ鳥を狙う傾向がありますよね。私もルリビタキやベニマシコを見るとすぐにレンズを向けてしまいます。でも今日見たシジュウカラの背中の色も綺麗だなと思いました。黃色から灰緑色へのグラデーションがとてもお洒落…

おにぎり顔のカモ〜ホオジロガモ

私が住んでいる街を流れる土岐川に、珍しいカモが来ていました。ホオジロガモです。写真を撮って気が付いたのですが、横顔が海苔を巻いた三角おにぎりにそっくりでした。形もそうですが、少し緑がかった光沢のある頭は海苔みたいだし、白い頬は中身のご飯に…