星のかけら ブログ

岐阜県東濃地方を中心に鳥や虫などを観察しています。私たちのまわりには不思議がいっぱい散らばっています。虫嫌いな人はごめんなさい。たまに可愛い芋虫も出てきます。

増改築物件〜ツバメの巣

私の住む岐阜県東濃地方では、3種類のツバメが繁殖します。ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメです。ツバメより少し大きくて腰が赤いと、コシアカツバメ、少し小さくて腰が白いと、イワツバメです。 この3種類、作る巣の形が違います。普通のツバメは、ご存…

微妙な力関係〜チョウゲンボウとセグロセキレイ

チョウゲンボウが狩り場にしている河川敷の空き地があります。いつも、同じ電線にとまり、空き地の昆虫か蛙を探しています。時々、急降下して狩りをします。 そのチョウゲンボウの近くにセグロセキレイが止まっているのを見ました。図鑑には、チョウゲンボウ…

綿菓子みたいだけど〜シジュウカラの幼鳥

朝の散歩の途中、シジュウカラの幼鳥に会いました。もう独り立ちして自分で餌を探しています。 電線の部品の中に美味しそうなものを発見!びゅーと伸びて上手く採れません。 えーい、引っ張るぞ! よし。食べてみよ。 なんか、美味しくない。なにこれ?

高いかな?〜ヒクイナ

明け方、コォ、コォ、コォと規則正しく、連続で鳴いている鳥がいるので、何かなと探してみました。河原の茂みから聞こえるのですが、姿が見えません。しばらく待っていると、ヒョコッと赤みがかった鳥が現れました。初めて見るヒクイナです。警戒心が強くて…

食欲旺盛な幼鳥〜セグロセキレイの親子

河川敷にいるセグロセキレイの親子を見つけました。子供はまだ親に餌をねだっています。すると親が大きなトンボ(多分サナエトンボ)を採ってきました。子供は大きな口を開けてねだります。 この後、親は、トンボの翅を取り除いたりして、小さくしてから子供…

羽の短いイワツバメの幼鳥

早朝散歩をしていると、橋桁にイワツバメが集団で止まっていました。イワツバメはいつもせわしく飛び回っているので、これまで写真を撮ったことはありませんでした。携帯していたコンデジで撮影し、家に戻って写真を見てみると、驚いたことに、羽の短い幼鳥…

目の周りの黄色いリングがチャームポイント〜コチドリ

近所にコチドリが沢山いる川があります。「コ」が付くだけあって日本で最小のチドリです。ちょこちょこと歩く姿はとても可愛いです。今日はたまたま、コチドリのオス、メス、幼鳥をみんなカメラに収めることができました。 コチドリのオス。目の周りの黄色い…

強気なササゴイ

夕方、近所の川でササゴイを見かけました。近くにはカラスもいます。この時は何もなかったのですが・・ いきなりササゴイがこんなポーズを!自分を大きく見せているのか!? すると近くのカラスが怒り始めました。ササゴイと喧嘩を始めました。ササゴイは冠…

食事の後のお昼寝〜カルガモの親子

近所の川でカルガモが子育てしています。毎日様子を見に行きますが、雛が見られるときと、見られないときがあります。普段はどうしているのかと不思議に思っていると、今日は餌を採っている風景をゆっくりと見ることが出来ました。そして食事の後の行動が意…

大きくなっても甘えんぼ〜エナガ

エナガの親子に出会いました。巣立ってからどのくらい経ったのか分かりませんが、どう見ても子供(写真の下側)の方が大きく見えます。子供のときは羽がフワッと膨らんでいるので、大きく見えるのでしょうね。こんなに大きくなっても、子供は親の後を追って…

身近な鳥の雛たち〜スズメ、カルガモ

もう5月も終わりに近づいてきました。鳥たちの子育ても終盤。雛たちが巣立ちし、外に出てくるようになりました。今日散歩していたら、偶然同じ場所で2種類の雛に出会いました。 まずはスズメ。まだ産毛が残っているのか、モフモフで可愛かったです。近くで…

旅の途中〜キアシシギ

私の住む岐阜県東濃地方は、海から50キロ以上離れた内陸部です。そんなところで干潟で見られるシギを見かけました。キアシシギです。名前の通り脚が黃色でした。キアシシギは旅鳥で、本州では春と秋の渡りの途中で、干潟などで見られるそうです。こんな海か…

新世代のスズメの巣

スズメといえば、瓦屋根の隙間に巣を作ると聞いていました。でも、最近の家にはそんな隙間が見当たりません。どこに巣を作っているのでしょうか。そんな疑問に答えるかのように、ちょっと変わったところでスズメの巣を見つけました。 電柱の高いところに虫を…

おせながプックリ、キビタキ

電線で一生懸命さえずっているキビタキに会いました。電線に止まっているのも違和感があったのですが、背中がぷっくり膨らんでいたのでビックリしました。こんな姿を見たのは初めてです。下のサイトによると、さえずっているときには、黄色い腰を目立たせる…

モズの食卓〜はやにえのできるわけ?

モズが蛙の足を運んで、電線にやって来ました。 すると電線の股の部分に上手く蛙の足を引っかけました。何をするんだろう。 あっ!食べ始めました。 一生懸命、肉を引きちぎっています。蛙の足は電線の尖った部分にしっかり引っかかっています。 下のサイト…

色々な白鷺の見分け方〜ダイサギ、チュウサギ、コサギ

白いサギを見ると、みんな白鷺(シラサギ)と呼んでしまいますが、よく見ると全く種類が違うことがあります。上の写真の2羽は、正確には左がコサギ、右がダイサギといいます。名前の通り、大きさが2倍近く違って見えます。決して親子というわけではありま…

カルガモの雌雄の見分け

この時期、カルガモのカップルをよく見かけるようになりました。カップルということは雄と雌のペアのはずですが、同じ配色なので、全く区別がつきません。それでもなんとか雌雄を見分けたいと思い、図鑑で調べました。カモハンドブック(叶内拓哉、文一総合…

カシラダカのさえずり

河川敷を散歩していると、ヒバリが元気よく鳴いていました。ところがそれに混じって、ヒバリに似た声ですがちょっとだけ低いさえずりが聞こえてきます。とても綺麗な声です。聞いたことない声だなと思い、声の方に近付くと、5羽くらいのカシラダカの群れが…

コゲラがフリーズ。と思ったら・・

ジー、ジーと鳴きながら木の幹を移動しているコゲラを観察していたら、突然ピタッと止まって動かなくなってしまいました。声も出しません。近寄っても逃げません。あれっ?どうしたの?不思議に思うこと数分間・・・ すると、突然オオタカが現れました。コゲ…

今年もツバメがやって来ました

今年初めてのツバメに会いました。チュペチュペチュペジーというツバメのさえずりを聞くと春が来たなと実感します。「ツバメのせかい(長谷川 克 著、緑書房)」によると、ツバメは気温や日の長さなど色々な要因を感じ取って(または予測しながら)、遠い南…

エナガが巣作りを開始

エナガのペアがいたので、持っていたコンデジで連写しました。すると、ちょうど木の枝からクモの巣を剥ぎ取る様子が写っていました。そうか!ちょうど今が巣作りの季節なんだ!エナガは、苔をクモの糸で接着して、フワフワとした袋状の巣を作ります。クモの…

好物はひっつき虫〜ベニマシコ

やっと赤いベニマシコに出会いました。この冬の鳥見散歩で、何度かベニマシコに出会っていたのですが、メスか、オスでも若鳥ばかりで、赤いオスの成鳥にはなかなか会えませんでした。この辺には来ていないのかなと思っていたら、突然目の前に現れたのです。…

おせなの色がお洒落なシジュウカラ

鳥の写真を撮っている人は、赤や青が目立つ鳥を狙う傾向がありますよね。私もルリビタキやベニマシコを見るとすぐにレンズを向けてしまいます。でも今日見たシジュウカラの背中の色も綺麗だなと思いました。黃色から灰緑色へのグラデーションがとてもお洒落…

おにぎり顔のカモ〜ホオジロガモ

私が住んでいる街を流れる土岐川に、珍しいカモが来ていました。ホオジロガモです。写真を撮って気が付いたのですが、横顔が海苔を巻いた三角おにぎりにそっくりでした。形もそうですが、少し緑がかった光沢のある頭は海苔みたいだし、白い頬は中身のご飯に…

エナガの冬の大好物

枯れたオギに、エナガをはじめ、メジロ、シジュウカラが集まり、しきりに茎をつついていました。BIRDER2月号に、エナガが「ほかの鳥と同じく、ヨシの茎の中にいるカイガラムシを食べるために飛来する」と紹介されていたので、オギにもカイガラムシが付いてい…

メジロの舌と柿の実

舌切り雀という昔話では、おばあさんが雀の舌を切ってしまいます。この話しから、鳥には舌があることを薄々知っていましたが、見たことがありませんでした。先日、メジロが山の柿の実を美味しそうに食べているのを見かけました。近くでカメラを向けても、食…

エナガまみれ

エナガは一年中見られる鳥ですが、群れを作って人里近くに出てくる冬が、一番出会う機会が多いと思います。そして、普段は木の上を飛び回るのですが、冬になると川縁のオギに集まることがあります。オギに付いたカイガラムシを食べるためです。そんなオギに…

縁起物〜オオタカの飛翔

鳥を見ながらの散歩の途中に、オオタカに出会ってしまいました。滅多に会えないのに、こんなに近くに止まってくれるなんて感激!(でも他の小鳥が隠れてしまうのでちょっと困りますが)前の枝が邪魔だったのですが、一応写真も撮れました。 すると、オオタカ…

青い?〜アオジ

いつも散歩をする公園の藪の中から、チッ、チッと地鳴きが聞こえてきます。必ず群れでいて、人が来たよと仲間同士で連絡し合っているように聞こえます。その声がすごく近くで聞こえることもあるのですが、藪の中で姿が全く見えません。最近、その声の主がア…

モヒカンがかっこいい〜カシラダカ

冬になると群れでやって来るカシラダカ。ホオジロにそっくりですが、冠羽が立っているのが特徴です。写真のカシラダカは特に冠羽が目立っていました。 さて、カシラダカは、2016年に行われたIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストの改定で、絶滅危惧II類に…